「もちもち」が好きだ
最近「もちもち」にはまっている。
いや、正確に言おう。
かなり昔から、である。
数ある食感を表す言葉の中でも、「もちもち」は強い。
いや、「サクサク」も捨てがたいが…
今回は「もちもち」だ。
もち、という食材がそのまま入っているところがいい。そうだよね、餅を食べた時の感じだよね。
自分が最近食べた「もちもち」はなんだろう。
辺鄙なところにあるキャンパスから足を伸ばし、駅の方へ出かけた昨日。バスの待ち時間で駅にくっついてるビルを物色していたところ、発見。期間限定でオープンしているお店なのだが、苺大福の種類がチョコ、抹茶、カスタード、こしあん、粒あん、と勢揃い。「あんこが苦手なお子さんも、みんなで食べれるようにいろんな味を用意してますからね、ひとつもらっていってくださいな」そう語りかけてくるお店のお姉さん。迷いに迷った末、シンプルイズベストと思い、粒あんを選ぶ。(こしあんより粒あん派)。会計を探そうと視線をずらしたその先には。おっと、みたらし団子があるぞ。どうしようこれも食べたい…
回想はここまでにして、食レポに移ろう。
まずは一口。いちごを半分覆っている「もちもち」と粒あんをパクリ。
ちゃんともち米の味がする。思っていたより皮が厚く、もちもち感を際立ててくれる。そこに粒あんの上品な甘さが加わる。いちごがなくてもこの一口で幸せだ。
二口目、いちごをかぷり。
口元に近づけた瞬間、いちごの香りが鼻を抜ける。かじると、途端に酸味と甘みが満ちる。
今日のご自愛に、これを選んでよかった。
そう思った。
自分の好きなものを、またひとつ知ることができて良かった。
ごちそうさまでした。