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音楽女子の徒然・・・

"気立てが良い""器量がある"


私の周りは、良くも悪くも音楽に関わる人が多い。

だからというわけじゃないと思うけれど、やっぱり夜の外出は結構多いし、理解もしないといけないと思う。


ある昼下がり。

私は友達と前々からの約束を楽しみにしていた。
ただただワクワクしていた。
その日の昼前に彼女があげたインスタのストーリーを見るまでは。

"深夜に遊びに出た旦那がこの時間まで連絡取れずに帰っても来ない。流石に心配・・・"

おいおい・・・彼女は身重だ。笑
"集合時間遅らせる!?"
とっさに送ったけれど、
"もう家でちゃった。笑"
という文字。

連絡もつかず、帰らない旦那さんを心配しつつも怒っているわけではない女友達

"どうせ待つなら楽しく待とう”

そう言って私たちとランチを食べ、ケーキも食べて盛り上がった。


その様子を共通の男友達に話したら、その男性が彼女を表現した言葉が上の二つ。

実は私。
その言葉に少しだけモヤモヤした。

妊娠していた彼女にとって、不安がなかったわけではないし、
きっとそれがなければ、もっと私たちと心から楽しめたんじゃないかな。。。
だってずっと、携帯を気にしていたから。

私は気立ても良くはないし、器量もない。
だからきっと、そんなことになったら、散々連絡した挙句に、顔を見た瞬間に泣き出すだろう。
浮気とかそんなんじゃなくて、ただ、死んだんじゃないかとかそういう心配なんだよ。

だけど、私は彼女もそうだったんじゃないかなって思うんだ。

"連絡来ました。帰ってたみたい。”
家路についた彼女からきた連絡は、すごく安堵感に満ちていた。

好きな人と想いが通い、ともに時間を過ごす中で、
芽生える様々な感情は、"気立てが良い"とか、"器量がある"なんて言葉では超えられないものがあると思う。

私は帰り際見せた彼女の背中に、"絶対大丈夫よ"って言いたくなったもの。
それくらい、不安そうだったから。
私は、彼女にそんな男側に都合の良い良妻賢母なレッテルを貼りたくはない。
なんだっていいんだ。彼女が彼女らしくあれば。
それで私は大好きだから。

そして、私はそう表現したその男性のことが実を言えば大好きなのだ。

だからこそ、気立ても良くないし、器量もないと自分でも思う私は、
"彼女にはあなたに見せてないところがあるんだよ"と思ったり、
彼に褒められる彼女に少しやきもちを焼いたり、
"まぁ私は彼には好かれないな"と少しだけ不貞腐れ、寂しくなり、
モヤモヤとしていたんだと思う。

それでも、二人きりで会ってくれるんだから、
私らしくいようと思っている。

たくさんの笑顔と少し早い集合時間は、彼からの想いが全くないわけじゃないことを少しだけ期待させるじゃないか。

何も言わずにナチュラルに二軒目を探すことも、
すぐに帰らずにコンビニでコーヒーを買うことも。。。

彼のずるさかもしれないけれど。。。

バレンタインチョコの苦さにちょっと悔しくなるような。
そんな気持ちだ。


#半分フィクション #雑記 #思うこと #思想 #思い出

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