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ずっとずっと一緒にいられたらいいのにな

2017年12月22日。
これほどまでに来ないでほしいと願った日が未だかつてあっただろうか。それくらいにHEROの活動停止発表は私にとって受け入れがたいものだった。

ヴィジュアル系に限らず、グループの解散や活動停止という場面には幾度となく遭遇してきたけれど、こんなにも苦しくて寂しい思いをしたのは初めて。

それだけ、HEROという存在が私の中で大きなものだったということを、こうなってみて初めて痛感した。

11年前から私生活で本当に色々なことがあって、今なお苦しい毎日が続いていて、だからこそ常日頃から別れというものは人より強く意識して過ごしてきたつもりだったし、好きな人を応援することに関しても、いつだって後悔のないようにできる限りのことをしてきたつもりでいた。
2年くらい前から首と腰の調子が悪くて、思うように暴れられなくなって、ViViDの解散を機に一切ライブには行かなくなった。その決断にもずっと後悔はしてこなかった。

でも、HEROがこうなって初めて後悔をした。もっと会いに行けばよかったって。もっと気持ちを伝えたらよかったって。

HEROのいる生活が当たり前になりすぎていた。勝手に“HEROは大丈夫。いなくならない”と思いこんでいた。当たり前が存在しないことくらいわかっていたはずなのに。

7年前にHEROと出会ってから、その存在と音楽にどれだけ救われてきたかわからない。本当に色々なことが重なってどうすることもできなくて「もう死ぬしかないかもしれない」って本気で考えていたときも、寄り添ってくれたのは他の誰でもなく高橋の優しい歌声だった。
ありきたりで薄っぺらな言葉に聞こえるかもしれないけど、それくらい私にとっては大きな存在だった。

だから、活動停止を知った時は本当に辛くて。「受け止めきれない」って思った。不穏な空気を感じてもずっと見て見ぬふりをしてきたから。

でも活動停止の理由を聞かせてくれて、これが最後になってしまってもいいと思えた。
もちろんまた会いたいけど、本当に寂しいけど、でも帰ってくることを望む声が、もしかしたら彼の負担になってしまうのではないかと思ったら、簡単に「待っている」なんて言えなくなった。いつも通りふざけて笑わせてくれようとする姿を思い浮かべるだけで辛かった。

こんな時まで通常運転なのが、どこまでもかっこよくて、でも苦しくて。全然涙止まらなくて。

いつも「友達作って帰れよ」って言ってくれるのが大好きだった。いつ行っても最高に楽しくて。たくさん笑える場所で。みんな一緒になって肩組んで手繋いで。

でも、そんな楽しくて幸せな場所を私たちにくれている裏で、いつからかずっと高橋は一人で苦しんでいたのかと思うと、辛いのをひた隠しにして、私たちを笑顔にさせようとしてくれていたのかと思うと、ただただ悔しくて。

活動停止が寂しくて悲しい心境はもちろん変わらないのだけど、でも、そういう気持ちにすら自己嫌悪を覚えてしまう。私が何を思ったところで事態が好転するわけではないのだけれど。

自分が作った曲を聴いて精神おかしくなるって、どんな心境かな。そんなに辛くて悲しい事があっていいのかな。きっと誰よりも作った自分自身が曲を愛しているはずなのに。

もう前は向いている。でも今はまだ、少しだけ悲しくて寂しいのも本音。とりあえず今胸を張って言えるのは、戻ってきてくれても来なかったとしても、やっぱり私はHEROのことが、高橋のことがずっとずっと大好きだってこと。

きっとまた会える日が来るって少しくらい信じて待っていてもいいよね。願い続けてもいいよね。

HEROと出逢えた奇跡は私の宝物。10年間本当にお疲れ様でした。そして7年間ありがとう。これから先もずっと一番大好き。

心の底から4人のこれからの幸せを願っています。

“出会ってくれて、ありがとう。”

※22日から色々なアカウントでツイートしていた内容のログを取っておきたくて、一部加筆修正して掲載しています。

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