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WHY何故に上司があんなに怒るのかが分かった日。

WHY何故に、女性上司があんなに怒ってばかりいるのか、私はずっと分からなかった。

ただ、怒っているという事実だけは分かる。当たり前か、笑。

とにかくひどい怒りようだという事だけはいつも分かっていたけれど、仕事というのは怒られれば怒られるほど覚えるもの、というわけでもない。

だったら何故にこの人はこんなに怒るのだろう?WHY?私に思いつく分析はこんな感じだった。

【向こうの勝手】
更年期のイライラ
欲求不満
自分の仕事が忙しい
家庭やプライベートが充実していない

【こちら側の不手際】
仕事覚えが悪い
ミスが多い
段取りが悪い

【怒るタイミング】
午前中、特に朝イチが多い
休み明けが多い
課長と常務がいないタイミングが多い

私の分析は以上。

思いつく理由は沢山あるし、こうしていろいろ書いてはみたけれど、怒り方がとにかく激しい時があった。なぜ同じ部署の他の社員と、怒り方で差をつけるのかもよく分からなかった。

新参と古参の差という、そんな単純な理由だけでは無さそうな感じ。私にとっては解けない謎だった。

するとある日、女性上司はこう言った。
「あなたは自分のミスを他人事のように思っているよね。軽く考えてない?あと、こないだもそうだったけど、ミスを隠そうとするよね。」と。

そんな事、私は考えた事もなかったので、そんな風に見えてるんだ!と、とても驚いた。知らぬ間に、女性上司の目にはそんな「減点フィルター」がかかっていたなんて、思いもしなかった。

「そんな事、全然思ってません。すみません。」と返しながら、私は思った。その勝手にかかってる減点フィルターを外せば良いのか、簡単だなと。

ずっと分からなかった謎が解けて、私は安堵し、心の中でガッツポーズをした。

私はせっかちな性格で、怒られている最中に、次に同じミスが起こらないような対策を考え始めたりしてしまう。脳内で切り替えてしまうので、それが軽く考えているように、彼女には見えたのかもしれない。

その後、対策として、女性上司が怒り出したら目を見てしっかり受け止める、そしてすみませんと謝る事にした。これまでもその動作はやっていたが、印象を深めるために「目を見てする」事にし、すまなそうな感じの演技も導入した(笑)。

あと、「隠そうとしてる」って言うのは、何かあった時に女性上司に言うタイミングを測っているのがそう見えるようだと分析し、うるさいくらい報告する事にした。電話や別の方との雑談や会話の隙間に入り込まぬよう気をつけていたが、それからは「すみません」とちょっとした隙間に入り込み、すぐに伝えるようにした。

この方法が合っているかは分からないが、再度指摘されればまた別の対応を考える事にする。基本的に減点フィルターをかけて見ようとする彼女には、この方法しかないと思う。

意思の疎通ができていないと、こんなにもおかしな誤解を生むのか、思い込みって怖いなぁと思った。こちら側の言い分も聞かずに、彼女の脳内で私は減点すべき人=ちょっとした悪人?に変換されていたわけだ。

悪人は成敗したり改心させないと!と思っているから、彼女からのハラスメント発言は繰り返されるわけで、一方的に躾(しつけ)をしようとしていたのだろう。

良かれと思って、躾けようと思ってしている発言が、真逆のことになる場合もある。そこはしっかり見極めて判断して行って欲しいが、まぁ、ずっといる人から見ると「得体の知れない新人」というポジションの人間はこういう目に遭いやすくもある。

とにかく、自分が将来、同じような事を部下にしないよう気をつける。今言えるのは、それだけだ。

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