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良い意味でいろんな事がどうでも良くなる♪その2、みうらじゅん+いとうせいこうの『ラジオご歓談!』

*みうらじゅんの事を考え始めた30代*


みうらじゅんの事を沢山考え始めたのは、TVでタモリ倶楽部を見るようになってからかもしれない。なんだか妙に気になる、あのサングラスとロン毛の年上男性。

ロックにも精通しており、仏像が好きで、文章も話すこともちょっとおかしい。そして「おもしろくしてやろう、してやろう」としていないようでいて、とてもおもしろい(笑)。

振り返ってみると、夫や友達に好きだと公言し始めてから、かれこれ17年ほど経っているかもしれない。私は一度好きになったらしつこく長く愛でるタイプなので、一度好きになると付き合いは長くなる。いや、付き合ってはいないし、一方的に好きなだけなのだが(笑)。

*いい意味で、脱力する*


今回も大好きな「良い意味で」を、枕詞に使いたい。いとうせいこうと2人でやっているこの『ラジオご歓談』も、まさに「いい意味で、脱力する」。

毎回、雑談のごとく、いろんな話が繰り広げられるのだが、脱線に次ぐ脱線で、もう元の話に戻ってこない事もしばしば。

1回あたりのトーク時間は30分だが、全く2人の会話には終わりがないので、なんとなく話題が変わるタイミングで、編集によって声が遠くかなたへフェイドアウトしていくように切られて終わる感じも笑ってしまう。脳内では、暗幕と「〜つづく〜」の文字が再生される。

毎回、届いたメールを読みながらお2人がフリートークをしているのだが、話はどんどん脱線する。メールを読み始めてから30分✖️3回にわたって脱線し続け、結局メールの相談には戻ってこなかった事もあったように記憶する。

先日、perfumeのあーちゃんの名前が思い出せない話から、ニューロティカのあっちゃんに話がスライドした時などは、ニューロティカを知る私には「脱線の神」に思えた。ふと上がったキーワードから全く違う話に展開していく、その感じがまた脱力を生む。

*覚えていない妙*


私ももうすぐ50歳になるので、お2人の話が脱線した事にも気づかずに楽しんでいたり、何度も同じ話をしていても毎回笑ってしまうのだが、そういった、話し手も聞き手も覚えていない妙、というのもおもしろい。

みうらじゅんといとうせいこうも、これ前にも話したとか、何度も話してるけど、と言ってお茶をにごしているが、お互いに何も覚えていなくて、いつも新鮮♪みたいな状態って、いい意味でとても平和なのである。

*いつのまにか芽生えたありがたみ*


そして、いつだか安住紳一郎に当てられていたが、みうらじゅんは「普通のことをもっともらしく言う達人」らしい。今思いついたことを「もっともらしく言い」、「今いいこと言ったよね」と自分で思っているようなね。

いとうせいこうもそうだが、近年、なんだか2人はありがたい人になってきている気がする。何やら見た目にも重鎮感が増しており、ちょっと何か買いましょうか?とお金を払いたくなる感じ?笑

『ラジオご歓談』は、そんなお金を払いたい感じを叶えてくれる。1話100〜200円で、ありがたい人たちのおもしろい話を聞くのだ。一度間違えて「サポート」という更なる課金をしてしまったが、それほど嫌な気はしなかった(笑)。

ご歓談の金額は、私は普段の買物で貯めたdポイントを使っているので、それも嬉しい。日々、食品を購入したりガソリンを入れて貯まったポイントは何に使えば良いのかわからなかったのだが、好きな人たちへの課金に使うという、素晴らしい循環も生まれている。

本当にいい意味で、いろんな事がどうでも良くなる『ラジオご歓談』よ、本当にありがとう。まだまだ続いて欲しいので、まずはお2人ともいつまでもお元気でいてください♪

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