大学3年次編入記(法学部)③ - 勉強と生活とメンタル -
こんにちは
今回は私がどのような勉強をしていたかと在宅ヒキニート独学勉強生活でのメンタル的な面について書いていこうと思います!
あと予備校の公開模試についても詳しく書いています。
今回はこの③(あたり)の部分についてです~!※全然違くなってしまいました、勉強全般③④全てです〜!
1.はじめに
まず当時の私の状況をしたためておくと…
・バイトも学校もないニート(カレッジは前年12月で授業終了、6月には卒業済み)
・海外カレッジからの編入に余裕こいて英語の勉強は何もしなかった(GPAも低いくせにね…でも法学で手いっぱいでどちらにせよ手に付かなかった気はする)
・性格は甘えられるときに甘えちゃうタイプなので朝は気が済むまで寝ちゃうしできるだけ楽したい面倒くさがり屋
です。。
なんか自分で書いておいてなんですがひどい状況ですね…この期間は夕方に起きて朝8時に寝るとかざらにありましたね。。おかげで5キロ太りました。
2.勉強は何をしたか
まず私が勉強といえる勉強を始めたのは7月ごろです。大体の参考書は6月の頭に購入したのでこのくらいから徐々に始めました。
6月~7月頭:何も予定ない日だけちょっとやる
とりあえず法学入門の本を読みながらノートにまとめていきました。(n回目)
これは5月くらいから始めていたのですが、ほかに何すればいいかわからず友達と遊ぶ・寝る・食べる・趣味に時間費やす・ネットサーフィンをする…という自堕落な生活の中で1日中家にいる日だけは絶対法学入門のノートまとめを進めていきました。
この頃はまだ本当に何から始めればいいか、どのような問題が出るのか、過去問を見てみたところで意味が分からなすぎるというような段階だったのでほぼ何もしてないも同然でした。
7月10日:模試受けてみる
何もわからなすぎることに気が付いた私は7月10日にあるというECC編入学院と中央ゼミナールの編入公開模試を受けてみることにしました。
本当に1問も解けないのでは?という気持ちでしたが問題がどのような感じなのか知るため、解答例つきの問題をもらうために参加しました。
ただ、当り前ですがこの時そのまま挑んでも頓珍漢な答えを書くか時間をつぶしつつ白紙を提出するかしかなく、それは採点をしてくださる方にも申し訳ないので自宅受験でめちゃめちゃカンニングしながら解くことにしました。(大暴露)
この公開模試参加によってなんとなく方向がわかってきた気がします。ECCも中央ゼミナールも1・2か月後に2回目の模試があるようだったので、その時は自力で解けるように頑張ろうという目標を立てて今後の受験勉強に向けて喝をいれました。
7月11日~8月末:ほぼ毎日勉強!何勉強するか決める
模試受けてからやっとできるだけ毎日机に向かおう!と思い始めました。法学入門もノートまとめがなんとなくおわり(これだけしかできてないのやばい!と思ったので)、やっと「憲法」「民法」「刑法」「政治学」それぞれの教科ごと勉強していくプランを決め、スケジューリングをしていきました。
憲法:「憲法」は人権と統治機構の2項目にざっくり分けられることに気づきそれぞれをビギナーレベルで勉強していくことにしました。ほとんど人権関連の判例学説書写しで終わってしまった…
民法:「民法」はざっくり第一編総則が入門編のようなもので編入学試験は総則がマストという情報を見たので民法総則のみとりあえず勉強していくことにしました。契約関係とか民法三大原則とかでしたかね…過去問とかやりながら出てきたやつを調べて行ったりしました。
刑法:「刑法」も刑法総論がざっくりカバーみたいなことを見たので刑法総論だけやっていくことにしました。
とはいえ、なにがなんだか分かってはないしお金はできるだけかけたくないので公開模試の問題と編入試験の過去問(サイトから見られるもの)を解いてみて、購入済みの参考書からその問題に当てはまる項目を探してまとめて、さらにネットで調べて意味や関連する項目などを書きまとめて…ということをしばらくしていました。
憲法と民法はウォーミングアップ法学とネット検索で勉強をしていきましたが、刑法に関しては刑法総論の参考書を購入し、それ1冊頭に入れることだけしました。(時間もなかったので…)
また、公開模試の解答答案が1ヶ月後くらいに返却されてから問題の解答の形を学んでいきました。
いざ初めて公開模試で答える時に迷ったこと
・ 条文まで書くべき?みんな見ないで覚えてるもんなの??
→ 書けるなら書くべき。
・ 例とか自分の主張(解答)の証拠(サポートポイント)は必要?何を書けばいいの?
→ 超必要!なければ点数半減レベル!判例や学説!!
このあたりが全く分からなくて、特に条文なんて何千条とあるのに覚えてられるわけないじゃん誰が書けるんとか8月中頃答案が届くまで本気で思っていました。
9月: 毎日勉強!判例・学説・刑法総論!
そこから判例をセットで覚えなきゃダメだ!と気づき、有名判例と問題点や学説をノートに書き出したのが9月からでした!これをもっと早くからやっていれば………そこが独学の怖いところ……いや私が情弱で対策ゆるすぎたせいですが…
9月は判例・学説まとめと刑法総論ノートまとめだけをやっていました!月末にかけて流石に勉強時間が伸びてきて1日10時間以上やる日が出てきました!受験生っぽい!
10月頭〜中頃: 毎日しっかり勉強!変わらず憲法民法判例・学説~!
ここまできたら勉強するペースも整ってきて、毎日机に数時間〜10時間くらいちゃんと向かうようになりました!内容は刑法総論は終わり、他は変わらず判例と学説をひたすら頭に叩き込んでいました。どれだけやってもどこまでやれば編入学試験に十分な勉強なのかいまいちわからなくて終われないみたいな気持ちもありました😢
10月は流石にお尻に火つけて勉強しなきゃの気持ちではいましたし友達と遊ぶ予定は入れないようにしましたが、追い込むとプレッシャーで逆にダメになる豆腐メンタルなので推し活で推しのライブだけは行きました……せっかくチケ当たったし……席今までに無い神席だったし……こういうの無いと頑張ってられないよね……🫶
10月末(試験1週間前): 政治学…
お気づきでしょうか……ここまで政治学のせの字もないということを……
私が受けた3校の中で法政大学法学部法律学科のみ政治学を求められないのですが、他国立2校は法学知識と法学的思考に加えて政治学の知識が問われます。
が、私は自分のあまりの法学自体のできてなさに焦り、でもどのくらい自分の法学の能力があるのか分からない状態で政治学に手を出す(気持ちの)余裕が無かったため、ちょっと病むくらい政治学は出来ませんでした。
さすがに政治学やろうと机に向かうと涙が出ちゃってできない…でもやらなきゃ…という状態から脱してやっと政治学に取り掛かれたのが試験1週間前でした!
じゃあ1週間で何をしたのかというと、
・最近1年くらいのニュースで理解しきれてないものを調べる
→ わからないところを徹底的に!わかっていそうなやつも言語化できるようにする。
・大学編入経験者さんの政治学note
→ もう本当に何やればいいかわからな過ぎて編入の先輩を信じて1つ1つ理解するようにノートにまとめていきました。
ここまででもう試験日になるのであと勉強は復習だけしてました
2.5.公開模試
上述しましたが、ECC編入学院と中央ゼミナールの公開模試を2回ずつ受験しました。
公開模試受験が必要かどうかの議論には別に必要はないし人による。って感じですが、独学で編入学試験に挑んだ私としては「あまりにも外部の意見に左右され過ぎてしまう人以外」は受けるべきと思いました!
というのも、独学勢一番の難点は他人に自分の解答を評価してもらう機会がないことと解答例のある問題を手に入れる機会がないことだと思います。
独学で法学を勉強していくと、参考書は合ってもそれを指南する役はいないので幅広い法学の中から自分で整理して勉強していくことになります。そのため、自分が勉強している部分がちゃんと編入学試験の ”受験勉強” になっているのか、的外れな勉強をしていないかが不安になってきます。そこで実施回数は少なくとも、予備校の公開模試は勧誘や頻繁に配信されるDM無しでしかも都度払いで実績ある素晴らしい予備校の講師陣に採点をしてもらえる貴重な機会なのです。
ありがたかったのが自宅受験ができること!もちろん本番の受験はオンラインではなく対面での試験形式なのでちゃんと”模擬”試験と考えている方には実際に模試会場を訪れて受験するべきだと思いますが、私はスーパー人見知りなので長時間お昼休み込みで他人(しかもほとんどがお友達同士の予備校生かもしれない)と一緒に過ごすことがストレスフルに感じてしまいすべて自宅で受験しました。あとは2022年のスケジュールだと1回目の模試日程がECCと中央ゼミナールで同日にかぶっていたからというのもあります…。
また、私が受けた2校ともどちらも違ってどちらも良い模試でした。
まず受験料金の差はありますが、好きな科目でちょっとチャレンジングな小論文も受けさせてもらえるのはECCで、とても丁寧なフィードバックと解答例がいただけるのが中央ゼミナールという印象です。
ECC:
8,250円で 3教科(英語・法律政治小論文・法学)です。
問題の難度は高めで、問題のテーマから一歩踏み込んだ点までしっかり書けないと高得点が取れない難関校レベルの採点をしてもらえます。解答解説冊子には解答例は少なく、問題を解答するにあたって重要な箇所の解説が端的に載っていました。復習する際に自分の考えの足りない点がわかりやすくとても身になったかなと思いました。
中央ゼミナール:
3,500円で2教科(英語・法学政治学論文)です。
問題の難度はECC>中ゼミの印象で、でも基本的なところや代表例などは分かっていないと解けないような力試しにちょうど良いくらいでした。採点は答案用紙に書き込んで採点していただけるので(べ〇ッセの赤ペン先生方式)、どこが特に間違っているのかがわかるうえ横書き論文式解答の形式ミスまで丁寧に教えてもらえます。
解答例や総評もとても詳細なものが同封されており、解答例を求めていた私には大変ありがたかったです。
実は数少ない編入予備校さんの公開模試はECC編入学院さん、中央ゼミナールさんの他に京都中央ゼミナールさんも公開模試を実施されているようです。
2022年は申し込み締め切りが 6/17 で、惜しくも存在を知ったのが 6/17 夜だったので受験できませんでした…締め切り少し早めで年1回しか実施していないみたいなので受験を考えている方は逃さないように気を付けてください~!
私が上で「あまりにも外部の意見に左右され過ぎてしまう人」にはおすすめしないように書きましたが、良くも悪くも自分の解答に対する外部プロの意見をいただけるので自分が思っていたよりできていないとか、まずそもその書き方を指摘されたりする上に公開模試を受けた皆さんとの点数差を数値化されます。みなさんもう高校とかで十分すぎるほど模試受けていると思うので知ってると思いますが…久々だったので…一応…
3.受験勉強期の生活
ちなみに私はすぐ夜型になってしまうので、朝型生活はあきらめて受験の2022年はほぼ1年間午後2-4時起き夜通し勉強からの朝5-9時頃就寝生活していました。
さすがにこれは太陽光浴びてなさすぎてメンタル的にもよろしくないのでおすすめできないですが、夜の方が集中できるタイプの人は週1くらいは昼12時に起きる日作るくらいでもう夜集中コースにしちゃえばいいと思います。私の集中力ゴールデンタイムは夜2‐6時でした。
4.メンタルとSNS
メンタル面のお話も一つ…
私は1人でちくちくネットの海に漂いながら情報を集めていました。SNSの編入垢や勉強垢みたいなのを作ろうかとも思ったんですが結果作りませんでした。これは私の性格とメンタル面を考えた結果です。
というのも、同じゴールに向けて並走する仲間がいるからこそ頑張れるタイプと周りにほかの人がいることで逆に頑張れなくなっちゃうタイプがいると思うんですよね。前者は負けず嫌いだったり、チームプレーができたり、見張られることで集中できる人。後者は競争嫌いでマイペースにやりたい人だったり、個人戦が好きだったり、自分で自分をなんとなく追い込めちゃう人。
私は完全に後者の人間で、高校時代の部活も個人競技のスポーツ、受験モードになってクラスの雰囲気が怖くなってきたのに耐えられなくてセンター試験すら受けてないし、周りに一緒に受験頑張る人がいたら「周りは頑張ってるのになぜ私は全然頑張れないんだ…」と落ち込んで落ち込んで逆に勉強が手につかなくなってしまうタイプでした。そのため、携帯ばかりいじらないようにSNSアカウントログアウトしたりするのも私の場合ログアウトしたからこそ気になってしょうがなくなっちゃって余計な考えを頭に巡らせてしまう気がしたのでそういう制限は全くかけませんでした。食べたい時に食べたいものも食べていたし…5キr
そして今回8年ぶりの学校受験でちゃんと受験勉強してわかったんですが10時間とか長時間の勉強ができなかったです。よく受験期には毎日10時間勉強とかすごく努力してる方々をお見掛けするので、私もそれを目指して頑張ってみようと思ったんですが全く集中できない時間がやっぱり結構あって、しかも法学は初めて触れる学問なので難しい漢字とか聞いたことのない日本語がたくさんでてきてまさに目で追ってるだけというか、頭に入らず流れていくような感覚になってしまったのでやめました。椅子に10時間座って読み書きすることはできるけど頭にはほぼ入ってないということになりそうで…そんな勉強ならやる気もそがれていってしまうと思い、もう集中できなそうなときは取り組まないことにしました。私はとてつもない面倒くさがり屋なのでできれば一回で頭に入れてしまいたいんですよね、、、そんなことはできないんですが、、時間もないしどうせ1周しかできないだろうと焦っていたのもあります。。
追い込んで上へ上へレベルアップしていけるタイプは無理しない程度に追い込んで見事合格を手にしていただきたいですし、追い込みが合わない人は追い込みタイプを真似せず自分に合った勉強や生活をして合格を勝ち取っていただきたいです。
これは結果合格できたので言えることですが、みんな無理せず自分のできる範囲でやっていきましょ~
こんなゆるゆる受験生でも結果を出せたのでどんな人でも合格の可能性は計り知れないです!
めちゃ自分語り失礼しました。
次回は受験日のことを書くと思います〜
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