選択
・・・25歳…?
脳梗塞で倒れた父が、1番始めに年齢を聞かれて答えた歳です(笑)
長女、21歳ですけどね…(当時)
それからは、まぁとにかく、そんな会話の連続なわけです。
「ごはんまだ?」(食事直後)
「明日どこ行く?」(1日に平均7回ほど)
「病院いつ?」(退院してもなぜか行きたがる…🤔)
体が動くようになり、好きなものを自分で食べられて、ある程度倒れる前までの生活に戻っていくとともに、認知や記憶にかかわる能力が戻らないことを、だんだんとみんな気付き始めていきます。
ただ一人を除いては…
本人は、ケータイを探すようになって、運転免許証はどこかと言い出し、当然買い物だって一人で行ってくると言うようになりました。
体が自由に動くようになり、家族で回復を喜んだのもつかの間。
警察に相談するか迷いながら、町中を捜索することになるとは…
そんな父のおかげで、大学入学後のわたしは特別支援教育の道を選び、通信制の福祉講座もダブル受講するという、今につながる選択をすることになったのです。