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山と川と海と空と
自然に囲まれた、まさに、そんな豊かな土地で育ててもらった幼少期でした。
高知県吾川郡。
今や「仁淀ブルー」というワードも耳にするようになった、仁淀川が優雅に横たわるあたりで、少し歩けば山、少し車を走らせれば海のあるところで生まれました。
数珠玉って…読めるでしょうか…?
こちら、ジュズダマと読みます。
実は、上の画像の植物です。
これを、毎日保育園に行く前に、母と手をつないで散歩し、取りに行っていたことを思い出します。
これは、いわゆるおじゃみの中身にしたり、糸を通してビーズのように使ったり、おはじき的なものとしたりして、日常の遊びの中にありました。
朝の澄んだ空気、静かな空に響く鳥のさえずり、こんなささやかなものたちが、心地よく感じられること、このころから知らず知らずのうちに経験していたように思います✨
また、ひいおじいちゃんひいおばあちゃんの家は、四万十川に近いずいぶん山の奥に入ったところにありました。
薪で沸かしたお風呂は温度の調整があまりにも難しいこと、トイレに行くとおそろしい臭いが立ち込めていること(ぼっとんトイレ)、土足で台所に立つおばあちゃんやお母さんたち女の人のせわしないおしゃべり…
自然からちょっと離れたところもありましたが(笑)、とにかく、山の中の生活は、そのひと場面ひと場面が鮮明に、かつとても暖かな記憶として残っています。
いまだに少し疲れると、ふと海沿いをドライブしたくなったり、ベランダの緑たちを観察しに行きたくなったりするのは、こうした自然からの贈り物の素晴らしさを、知ってしまっているからだろうなぁ…と思います。
コンクリートの隙間から顔を出している雑草とか、朝露の重さで揺れているコケなんかを見ると、思わずひと目を忍んで微笑んでしまいますね…😁
わたしの癒やしであり、原点かもしれません。