「こんにちはたまごにいちゃん」
「こんにちはたまごにいちゃん」あきやまただし/作・絵(すずき出版)
友達と話すことも、顔の見えない電話や顔が見えたとしても四角い画面の向こうとだったりしていたこのごろ。
ずいぶん久々に、友達がおうちに遊びに来てくれました。
楽しい話は尽きず、やっぱり目の前で向かい合って笑うことができる幸せに、改めて気づきます。
今日読んだのは、とってもゆかいなこちらの絵本。
たまごから出たくない、いつまでもお母さんのもとにいたいたまごにいちゃんの、素直でかわいい毎日が描かれます。
母親というものは、自身にとってかなり大きな存在です。
どんなに激しい反抗期の自分をぶつけても、家を出て自分の生活をするようになっても、絶対的に自分の味方であり、どこにいてもどんなに離れていても守られている、大切に思われているという、確固たる自信があるほどです。
いわゆる友達親子といったわたしと母は、どんなことでもまるごと思いのままに話し合い、愚痴を言い合う日もあれば、ケンカもすることも多々あります。
嫌いになっても、うっとうしくても、絶対に縁の切れない、というより心のつながりが途切れることのない存在であるからこそ、できることだと思っています。
たまごにいちゃんから話はだいぶ反れましたが…
自分が守られてると思えること、自分の本当の思いを伝えられることは、そこに、それを許してくれるだれかがいるからであることを、忘れてはいけないように思いました。
まだまだ続く、たまごにいちゃんのユーモアたっぷりの日々を、楽しみにしています。
おしまい。