腸ケアは脳ケア
腸脳相関という言葉を聞いたことありますか。
簡単に言えば、腸と脳は密接なかかわりを持ち関係し合うという事です。
例をあげれば、緊張したりすると便秘になったり、下痢をしてしてしまうのも自律神経の関わりだけでなく、脳への何らかの刺激がありそれが腸に影響するとも言えるでしょう。
人間関係においてのストレスは中でも大きなストレスとも言えると思います。
トラウマや鬱になる程の大きなストレス、ダメージを受ければ、腸にも関係し体調に変化を及ぼすのも自然な事と言えるでしょう。
免疫物質やセロトニンを作ってくれている腸内細菌のバランスが崩れれば、そのうような機能が落ちるのも当然と言えるでしょう。
うつ病の薬にセロトニンを増やすお薬がありますが、自分も日頃から自身の腸内でセロトニンを十分なの作ることができるように整えていきたいです。
また、肥満に関しても肥満者の腸内には健康な人の腸に比べてある特定の菌が多いことがある研究でもわかっています。
高カロリー食を食べると肥満者の腸内に多いまた高カフィルミクテス門の細菌が増加し、バクテロイデス門の細菌が減少するとも、つまりは、腸内環境により太りやすくも痩せやすくもなるという事です。
肥満まで関係してるなんて腸内細菌は本当に侮れないですね。
アメリカでは便移植と言う治療法もあり健康な人の便を移植し疾患再発性クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)など難治性の疾患に高い効果があるとして海外では注目を集めています。
●健康な腸を作るためにできる事。
◯善玉菌が好きなオリゴ糖を取る。
りんごやバナナ、ゴボウ、玉ねぎ、ヤーコン、オリゴ糖シロップ、蜂蜜
◯腸内細菌の餌となる水溶性食物繊維を取る。
海藻、こんにゃく、林檎、果物の皮にも多く含まれる
◯有害な毒素を排泄してくれる不溶性食物繊維を取る
穀類、豆類、野菜類に多く含まれる。
☆食物繊維は、糖質の吸収を抑えてくれるのも嬉しいところです。
◯発酵食品を取る
発酵食品は、発酵菌の作り出すビタミン、酸などの栄養素、腸内細菌を増やしたり、栄養素も豊富で素晴らしい食品です。発酵食品は塩分が高いものも多いので取りすぎに注意です。野菜や果物もとりナトリウムの排出にも心がける。
◯化学調味料に気をつける。
化学調味料は多く取れば取るほど腸内細菌にダメージを与える。
☆ 醤油や味噌、味醂、塩麹など発酵調味料には、きのこ類、鰹節、昆布などには、天然の旨みや甘みが多く含まれて化学調味料に頼らずとも美味しく食べられる。
◯過食、動物性タンパク、動物性脂肪の取りすぎ、砂糖などの単純糖質の摂り過ぎ。腸の疲弊、悪玉菌を増やす原因になる。
◯運動
腸に刺激を与えて便秘を予防したり出やすくする。ストレスの解消につながる。ウォーキングなどのリズム運動にはセロトニンを出すことがわかっている。
◯規則正しい生活
◯ストレス対策
できる範囲で結構ですので、趣味や好きなことをする時間を持ちストレスを軽減しましょう。
◯抗生物質
腸内細菌にダメージを与える。
◯アルコールの取り過ぎ
アルコールは腸にとって刺激物であり、米国国立衛生研究アルコールを摂り過ぎると、腸内で毒性の強い細菌が増え、腸内フローラが悪化してしまうおそれがあることが判明した。アルコールを無害化しアセトアルデヒドにすることのできる腸内細菌叢菌がアルコール依存症の腸内にはほとんどいないこともわかっている。
アルコール摂取は腸内フローラを変化させ、腸内フローラそのものがアルコールの産生や分解に影響している。腸内細菌で産生されたアルコールは、健康な人では速やかに分解されるが、腸内フローラのバランスが崩れると、アルコールが分解されなくなる。
体と心の健康を司る腸を大切にするのは自身の健康を守る事に繋がりますね。
逆に腸内環境を整えれば心も体もしなやかになり得るとも言えるので、無理なくできる事をやっていくのも大切な事だと思います。
まだまだ腸については解明されてない事も多いので今後の研究にも目が離せないです。
腸はどれだけの可能性を秘めてるのでしょうこれからも楽しみです。
気候変動が激しいですが、皆さま健やかに過ごされますように。
いつもありがとうございます。