母との時間と朝の空
今朝、目覚めて見上げた空がとても美しいと感じた。
普段から、空が描く模様がとても好きで、ふと見上げてはついつい写真を撮ったりしてしまう。
けれど、今朝の東の空から太陽が昇ってくる様には、特別な感覚を覚えた。
新年は、82歳になる母の
「39.8度ある。風邪かな?」
というラインから始まった。
母は、すぐ近くに住んでいるが1人暮らしのため、休日当番医に連れて行くと、コロナ陽性の診断。
おそらく、高齢者でなければ「軽症」の経過だったと思う。
ところが、処方された薬の服用が終わり、近所を散歩しようと外にでて間もなく、倒れてしまった。
背中から突き刺すような痛みを感じたとのことで、これまでの健康診断や受診歴から「心筋梗塞」が疑われた。
幸いなことに、その日は家に帰ることができ、翌日から検査検査の日々が続いている。
今は落ち着いていて日常が戻りつつあり、次の受診まで少し日があるが、予断を許さない状況である。
今回のことで、母との暮らしにいつか終わりが来ること、2人の子供が巣立ち、自由気ままに過ごす日々も束の間だったことを思い知らされた。
そんな中、今年の漢字を「楽」に決めなおした。
介護は心身ともに削られるだろう。
すでに、母のことで私は兄弟と分かり合えない状況になってしまっている。
そんなことも含め、自分には、シビアな状況を受け止められるだけの自信や覚悟も、今はない。
だからこそ、持ち前の「楽観的思考」を最大限に活かし、全ては必然であり、全ては学びだと捉えていきたい。
そして、もしもの時に備えながらも、今日という平穏な日を存分に楽しみたい。
介護のこと、たくさんの経験者からの知恵を学びながら、1人で背負い込まず、気持ちが「楽」になるよう過ごしたい。
朝日が昇るの空を見て、神様からピカピカの1日をいただいたように感じ、今日を有難く、そして大切にすごそうとあらためて思う