結婚というライフハック
夏時間になっていったん暖かくなって後、また冷えているニューヨークからこんにちは。
前回は、痴漢という名の暴行によって自分の中の女の部分が死んだ話をしました。悲惨な話ですが、どんなことにも利点はあります。英語でSilver lining というものですね。
それは、性的魅力が皆無な人とも結婚できてしまう点。男性を生理的に選別する機能が壊れているからです。
婚活で相手が見つからなくて悩んでいる健全な女性は、「普通の人(=キモくない人)」を探すのが大変なよう。
この投稿によれば、「理想の男性に出会う確率は160人に1人だけど、あなたも160人に1人の素敵な女性!!」。私なりに言い換えると、→「理想の男性ゲットの競争率が160人に1人」となります。素敵な女性160人は、みんなその彼を狙ってそうだし。
アメリカのテレビ番組「バチェラー」でも、イケメン男性1人にトラック一杯の美女軍団が群がっていますよね。
私のような目に遭って汚れてない女子のかたは心も清らかで、「160:160」を疑ってはみないようです。
そんな女性の方々から見たら、私の夫は「よくあんな人と結婚できるね」と感心される部類の男かもしれません。でも人間としては、才能も性格の良さもある人。1番のポイントは、四男であることでした。
私のように「結婚しろ」と圧力をかけまくる親を持った場合などには、便利な人材です。結婚式に来た友人たちもお見通し。あるファッショナブルな女性は、背が低く顔がニキビだらけの夫を「いいのみっけたじゃない!」と調子よくホメてくれました。
モラハラや借金グセはとんだ計算違いでしたが……。夫のセンスの良さのおかげで日々を楽しめたし、何より素晴らしい娘と犬に出会えました。
どんなことにもいい面と悪い面はあります。そう考えると、でもしかな人と結婚できるのは、希少なスキルかも。たいていの未婚女性は、その正常な選択眼ゆえに結婚しないのですから。
もちろん、でもしかな相手なんかおススメはしません。私の年代の女性たちが粘って、「クリスマスケーキ(24歳まで)」と言われた結婚年齢をグンと引き上げたように、未婚の皆さまが妥協することなく粘ってくださったら最高。それで世の中は変わっていきますから。
粘るとはいっても、「絶対に結婚しない」と決めている女性は少なそう。「競争率160倍」が壁になって、先に進めずにいるようです。
月並みだけど、「シマを変える(漁場を変える)」などはよくアドバイスされてますね。女性が少ない環境だと、急にモテだすとか。今なら婚活サービス?
婚活アプリなどを変えるだけではなく、結婚のフォーカスを変えるのも、一つの手じゃないかと思います。
例えばアメリカに住んでいると、移民がグリーンカードを取る手段が、結婚なんですね。私の友人にも、結婚で永住権を手にした女性が3人います。
3人とも、付き合っていたアメリカ人の彼と結婚しました。だけど赤の他人のアメリカ市民やグリーンカード保持者との結婚をお金で買うことも、普通に行われています。
日本では馴染まない考え方でしょうが……。アメリカの就労ビザは難関。どうしてもアメリカに住みたかったり、やりたい仕事があるならば、手段を選んでる場合じゃないのかも。(バレたら永住権取消し・国外追放は必至ですが)
日本ではみんな、結婚のために生まれてきた訳でもないのに、たかが男1匹を気にしすぎ。
「何のために結婚するのか」にフォーカスすれば、どんな相手かは大した問題ではなくなります。(私の場合は親を黙らせるため)
婚活では、➀結婚したい ②だから相手を探す のように、相手よりも結婚すること自体が上位。ならば、結婚したい理由にフォーカスするのが先。相手は二の次のはずでは? この際、相手は後々面倒でなさそうなら誰でもぐらいでも……。
多くの男性は、「子どもを産んで家事をしてもらいたい」などの理由にフォーカスしています。なのに女性ばかりが「あなたあなたあなた〜」と男性自身にフォーカスするから重くなるんだと、私は思いますけどね。
「面倒でない人」だけが条件なら、競争率は5-6倍まで下がるのでは? 加えて最近のアラフォー以下ぐらいの男性たちは、目利きです。髪型の改革でイケメン化に成功したり、彼女が欲しいためにファッションやインテリアに熱意を注ぐライフスタイルがメジャーになってきています。
清らか女子にとって上位の障壁である「見かけ」がグレードアップした人材が増えれば、競争率は更に下がるでしょう。
2-3倍ぐらいの競争率であれば、ちょっとは自慢できる人材ゲットが視野に。生活力のある素敵な女性にとっては、至って「買い」のライフハックではないでしょうか。
ついでに言えば、アメリカ女性との恋愛結婚で永住権を得た知り合いも2人います。どちらも「買い」のイケメン。私もグリーンカード(EB-1)あるけど、何かしら期待できるのかな?
最後に、「DNAが欲しい」が結婚したい理由の女性のかたにオマケ。男性の質はあまり関係ないので心配ご無用です。科学的に証明された子どもの質を決める要素は、女性の胎内と育て方(とカルマ?)。詳しくはこちらで!