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コーヒーピラフのように年を重ねて。肉の日に肉離れした旦那様とデートしてみた。自分をはっしんするYとK④








突然ですが


私は



基本
出かけるのが
大嫌いな旦那様

デートに誘いました。


それはなぜかというと、
結婚生活20年を
すぎたころ


もう少し妥協と
楽しさとを見出したい

いわゆる

昔のように、
もっと外に一緒に行く
夫婦に戻りたいからです。



あなたの家庭はどうですか?
夫婦円満家庭ですか?



うちは
とっくに
熱々ではなく


たまに氷入り、
そこからまた
ぬるま湯が少し投入された
7月にはぴったりのぬるい湯
になってきてる
夫婦でしょうか。



『どうやったらご主人様とデートできるのか?』
(やや楽しく。)



前ブログに書いた
コーヒーチケットの期限が
差し迫っていたのです。







いきさつはこちらから↓




『チケット明日で
切れるからもったいないじゃん。
行こう!奢るから。』



『わかったよ。』



旦那様はしぶしぶ
承諾しました。。




訪れたのは某喫茶店。
温室のコーヒー園が隣にある
個性的な店。




そこには
珍しいメニューが・・・

コーヒーのピラフ


これはボンカレーゴールドじゃないよ。


私は長崎に住んでもう、
10年以上たつのに、






コーヒーピラフ

まだ
食べたことがなかった。


すると旦那様がいいました。

『コーヒーピラフは
この店の売りだから。

おまえはそれを頼めばイイ。
俺は鶏肉嫌いだから。』









『わかってる。。』

ここは


熟年夫婦って結婚何年目をいうのだろうか・・・




彼の
大好きな

昭和の香りがプンプン漂う
お店。



『おまたせしました。』



お姉さんが
サラダを
もってきてくれました。



そしてついに!

コーヒーピラフも!



ツヤツヤの飴色のコメの上に
コーヒー色の鶏肉がテラテラ手と光輝く



わぁ〜!付け合わせはパパイヤかな。

私は


冷たいお冷やを飲んで口中を清めた。

そして



最初の一口目を


口にふくんだ。

すると、

セクシーな

ダンスが口の中で始まったのです。




舌の上を



とっぷりとした
コクが口いっばいに広がり
少し後から、



コーヒーの苦みが追いかけてきたのです。







『ひゃー、これ最高。すごくおいしい。』

私は無我夢中で食べた。

すると、旦那様は私の頰張りを見つめて言った。



『な!よかっただろ?看板メニューだからな。』


お互いにモクモク食べてると旦那様が言った。


『俺、実は太ももの後ろに激痛がはしるんだ。』

『え、太ももに?激痛ーー!大変・それはどんな?・・・ちょっとまってググるから。』


それは何かしら?
私は携帯で調べた。

『…どうだ。何か出てるか?』

『それ…肉離れかもしれないよ。』

『そうかも、そうかもしれん。』

肉の日に肉離れ・・・旦那様…


実は

旦那様は



体の不自由な人を


助ける仕事をしてて・・



どうもいつも足に力が入ってしまう。

結局しょうがないから家にある薬

筋肉弛緩剤のリンラキサーと
痛み止めのロキソニン
シップ薬を塗るよう勧めた。

が…

しかし、家に帰ると
旦那様は
すっかり
薬を
飲み忘れて
寝てしまった。



『ねえ!薬、飲み忘れてるよ。』

私は言った。

『ああ、明日のむ。』

布団の国で寝ぼけた旦那様が答える。

グー
グー

ンンゴーーー!


彼のいびきが
響きだす。

私は思った。


旦那様が死ぬまで面倒みようか。


安心せい。まかしとけ。

(本当か?たぶん)



将来の自分たちを考えることがある。




どうすれば夫婦は年を重ねるにつれて
うまくいくのだろうか?


私は人間関係の達人ではない。
夫婦生活は
お互い、気を遣わな過ぎて
衝突してしまう。

だが、

最近は
旦那様との関係
はまあ、…
わるくない。



相手の話を聞く(傾聴)
を心がけているからです。

最近
お前


やさしいから、
これをやる。

訳の分からん
お菓子をくれたりする。


(あの・・・
私があんまり、
好きじゃないやつ。)


夫婦の立ち位置はどうしても反対になりやすい。

人間関係にはマトリックスがあるらしい。
(本田健さんの本によると・・)

自分が強くなりすぎると相手が委縮しちゃうから。
強くならないように。ときには私が無口に。



幸せな夫婦の距離感は
間合い?


二人の時間どっぷりの
仲が良すぎる夫婦の場合
そう、熱いかけ流し湯のような夫婦だと、



どちらかが亡くなった場合


残った方が寂しさで

ボロボロの場合も

ある。

そんな夫婦も
みてきたので…


(まあたいてい、女の人はたちなおり、
男の人は逆の場合あります。)

その点うちの夫婦は自立型。


ぬるま湯が一番相手にとって
も優しいと思うのです。
(勝手な見解ですが。適度ドライってやつです。)


本当は熱々を装って
実際はぬるま湯が
一番なのかもしれません。

夫婦とは実際は法律にのっとたソウルメイト。

ほんとうのソウルメイトではないけどいつものよそ行きを見せないでいい唯一無二の他人様なのです。






昔は・・飯はまだか。
だれが食わせてやってるんだ
が合言葉のような人。
昭和的な関白オヤジ
だったのですが。

彼は


今、
自ら自炊する
自炊イケオジ?

(あ、己の分だけですよ。みんな個々です。うち。好きなものが違から。それぞれ。)


今はどうやって
コスパよく
生きてるのかを
アピールしてくださる。

「俺の食事バランスを
お前も見習えよ。」


生野菜メインの後の
肉料理。
フライパンで焼くお姿。

「おお!
すごい
バランスいいね。」


(フライパン使ってるから私はあれにしようかな…)


旦那様

人って
緩やかに
柔軟に
変化するんですか
ね?


あなたも私も


いわば
苦みも甘味も旨味も
知り尽くした。
コーヒーピラフの
ように年とりたい
ね。


苦みもコクで
つつんで
美味しく
年をとりたい。



ちょっとさぁーあとちょっとだけ、仲良くしようよ。


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Tamaki Minto
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