読書記録4:名探偵のままでいて
名探偵のままでいて 小西マサテル
ミステリマニアで認知症の主人公のおじいちゃんが、主人公の周りで起こる事件を解決していく話。各章ごとに一つづつの事件が解決する短編集みたいな側面と、裏側で人間関係などが進んでいって、長編の物語みたいな側面がある。読みやすい。
「ミステリにはお決まりが多い」と作中で言われているが、おじいちゃんが推理をする場面にも、お決まりの流れがあって、おじいちゃんがミステリ好きなんだな、と感じられて楽しい。
最後の終わり方が個人的にめっちゃ好き。きれい。
宝島社 9784299037633
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