できれば
StavangerflintとFiggjoのいろいろなデザインをご紹介していて
ご覧になった方が、もしかしたらそれを欲しいと思われるかもしれません。
このようなビンテージ品は少ないながらもネット上に出回っていて、ボタン一つで買うこともできます。
ただ私は、ネットで買うのを勧めているわけではありません。それは、おそらく、私がいつもこれらのデザインに会うとき、不確かなものへの期待やインスピレーション、偶然や運命みたいなものを感じていたから。実際に足を運び、歩き回り、探して、手にした、あの時、あの場所で、あの人から、値段交渉もしたなぁ、、、そんなストーリーがないと、なんだか愛着がなくて、つまらないのです。
一方、気に入って手に入れたものが、不揃いのものであった場合は、その足りないものをぜひネット上で探して、求められるのをお勧めします。例えば、セットのものが欠けていたり、家族の枚数分が足りなかったり、男女ペアが片方だけだったり。よほどのラッキーがないと、なかなか自分の足でその足りないものに出会うことは難しいからです。
製品がつくられた1970年代、まさかこんな遠く離れた日本に運ばれることがあるなんて、想像していなかったかもしれませんね。
大事に大事に包まれて、船に乗り、飛行機に乗り、遠い異国の地へ
なかには途中で壊れてしまったものも多数あることでしょう。
そんなとき、現代ではリサーチして、見つけて、手に入れることができます。ばらばらに生き残ったそれらをまとめて大事にしてもらえたなら、きっと作った方々も嬉しいでしょうね。
こちらはIngerさんの超個性的インパクト特大のテーブルセット。
こんなデザインだと、もはや食べ物を盛りつけないで、その芸術に見入って、お腹ではなく胸がいっぱいになりますね。
引用:Stavanger Aftenblad 写真:Fredrik Refvem