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個性を活かしたチームワーク社会を作る

こんにちは。「みんなのミント」の発行者、ミント塾です。note をご覧いただきありがとうございます。

ここでは、ミント塾のレッスンガイドの合間に、私たちが取り組んでいる「子どもたちの未来」について、少しお話させて頂きます。

「デナクテハナラナイ」ばかりの日本

日本の学校や家庭では、子どもたちは「どうしてみんなと同じにできないの」とよく言われます。学歴社会に向けた受験戦争では「過去問だらけの必勝法」が最も効率的です。社会に出ると「目立ちすぎ」は嫌われます。

皆さんも日ごろの生活の中で、多かれ少なかれこういったことを感じているのではないでしょうか。

そうした日本の画一的な特性は、うまく行けば「高品質の規格品」を量産できる一方で、その副作用として、人々を『標準的なワンパターン』にしていきます。社会も驚きや意外性の少ない、小さくまとまった予定調和に向かっていきます。

それはみんな「問いと答え」「場面と対応」が、考える余地や選択肢がないくらいフォーマット化されてしまうからです。

そしてもう一つ。完璧なものを求める国民性は、一途で実直な教育や職業意識を生むと同時に、何か問題が起こると「それはあってはならないこと」といった厳格なリアクションに向かい、益々世の中を窮屈なものにしていきます。

その結果、かつては世界が注目した日本企業のモノやサービスも、今や過剰品質とコンプラでガチガチガチに固められ、面白さやUX視点に欠けたものばかりになってしまいました。日本の活力と世界におけるポジションも、明らかに低下しています。

世界は「何が起きても不思議はない」「すべては当然起こりうる」を前提にドンドン社会のシステムを組み替えているのに、日本はグローバル社会の変化や成長から取り残されつつあります。

わたしたちはそんな日本を、子どもたちの力で変えていきたいと思っています。


『新しい学びの場』は学校の外

わたしたちが取り組んでいる学習サービスでは、次の5つをキーファクターとして考えています。

子どもの学びが変わる
これからの社会では、コンピューターやインターネットが仕組みとサービスを作っていきます。子どもたちの勉強、塾や習い事も変わっていきます。

新しい学びは学校では対応しきれない
2020年度からプログラミングが必修化に。でも限られた授業の中で、本当に目指している「発想力」「思考力」「表現力」はどこまで身につくのでしょうか。

「学校の外」でしっかり学ぶ
1年を8800時間とすると、小学生の自由な時間は50%強と言われています。この時間を将来に役立つ「身になる学び」に使えたら…

20年後の職業「2/3は今ない仕事」
日本ではICTの人材がまったく足りていません。2015年で約17万人が不足、2030年には45万人レベルまで不足が拡大すると予測されています。

これからの学びは『数国英SPA』
PISA(国際学力調査)で日本の子どもたちの学力低下が指摘されていますが、それは一面でしかありません。デジタル時代の真の力は「理解する+考える+創造する+発信する」。

わたしたちは、数学(論理的思考力)、国語(理解力・伝える力)、英語(情報と世界を広げる)、サイエンス(地球の仕組み)、プログラミング(アイデアを見える化・サービス化)、アート(柔らかな発想)を学習の基盤にして、子ども一人ひとりに合った教材を選んで、スキルと能力を伸ばしていきたいと考えています。


「1人でできる」 「考える力」 が学びのキーワードになる

社会の進化と多様化は、仕事や生き方も変えていきます。

仕事は細分化されて種類が増えます。それに伴って職種ごとに求められる人材(スキル)要件も変わっていきます。人柄やコミュニケーション力とともに、もっとスキルが重視されていきます。

生き方は、今までよりもずっと、一人ひとりが自分の価値観と環境に適したスタイルを追求するようになります。しあわせの形も人それぞれ変わっていくでしょう。

さて、そういった大きな時代変化の中で、子どもの教育はどうなっていくのでしょうか。

多くの人たちは、その対応を学校教育に期待しますが、正直それは無理というものです。長年の一斉授業に代表されるマス教育システムは、子どもの自分視点に立った「一人称パーソナルラーニング」には適していません。

だったらどうするか。答えは簡単です。家庭が自らの選択で、我が子のための学習環境を作ればいいわけです。そしてそこでは、教わって学ぶのではなく、自分1人でも学べる「独学力」が何よりも必要になってきます。

わたしたちの目指すもの。それは「学習を1人でできる」子ども増やすことです。

最近の子どもたちは、正解や答えをすぐに求めたがります。テストなどでも自信がないと答えを書くことすらしなかったり。

その一方で「うまくいかないから面白い」と言いながら、ロボットやプログラミングに没頭する子どもたちもいます。

独学力、自分で考える力を持った子どもは、試行錯誤や何重もの思考の練り上げの中から答えを見つけ出していきます。そして、それが最終解でなくても、ベストプラクティスをアップデートしながら少しずつ状況を改善していきます。

日本もかつてそうだったように、そんな創造的で楽しいステージに戻ってみるといいかもしれません。


世界はニューノーマル、DXなれど

最近の先進的なメディアでは、コロナやデジタル化で社会が大きく変わるといった予測が目につきます。確かにその通りと思います。

今あるサービスや生活は、インターネットやコンピューター制御の新しいインフラに載せ替えられて、世の中はどんどん便利なものに変わっていきます。

ただそれは、単に社会環境や仕組みが変わっていくだけの話ではありません。そこで原動力となる「人」も変わっていきます。

これからの社会では、一人ひとりがもっと主体的に考えて行動に出る。そのために必要な知識とスキルを人生の早いうちから学び、身につけておく。そういったことが意味あるものになっていきます。

こうしたことは学校では教えてくれません。自分自身が毎日の生活の中で「小さなきっかけ」を見つけて、自分の力でそれを広げていくことから始まります。

もし「そんなことできないよ」と言う子どもがいたら、わたしたちの環境とツール、そして話し相手になってくれるコーチのところに来てください。


女の子がゲームチェンジャーになる

女の子の10人に7人がサイエンスに興味を持っているそうです。例えば「気候を変えたい」「きれいな飲み水を世界のみんなに」「ガンを治せるようにしたい」とか。小学生を見ていると、細かな気づきや洞察など、優れた感性を持った女の子がたくさんいます。

でもその7人がいつの間にか2人になって、サイエンスの分野に残るのはたった1人だとか。

無意識の中で世の中が女の子に、おとなしくとか品よくといった「らしさ」を求め、そしてなんとなく「機械いじりや実験とか、理系モノは男の子のやること」になってしまっています。

でも、本当は女の子だってサイエンスをやります。イラストは圧倒的に女の子の得意分野だし、そうしたアートなどの柔軟な発想やアウトプットがサイエンスと結びついたら。。。きっと女の子は世界を変えるゲームチェンジャーになっていることでしょう。

自分の感性にこだわる子、言いたいことをストレートに発信する子、人前で話すのが苦手な子、縁の下の力持ち、みんなとは違うところに気がつく子。絵がうまい子、何かを大切にしてる子、場を盛り上げる天才。

そんな素敵な子どもたちが、自分の個性や価値観を大切にしながら、一つの目標に向かって進むことができたら。

わたしたちは、そうした社会を夢みています。


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