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バーチャルシンガー ヰ世界情緒のライブを通して感じたこと

 

 AnimaⅢや神椿FESからもう1週間がたちますが、まだ熱が冷めやらないです。あの時感じた高揚感、一体感は夢のようで、目を閉じて思い出に浸ると、やっぱり夢ではなかったんだなと実感します。

 自分は新参者の観測者です。それも観測者と名乗るのがまだ慣れないくらい。そんな自分がヰ世界情緒さんのライブを観測して感じたことを記憶に残したいと思って、noteに記すことにしました。

 私の場合、7月下旬ごろにXで見かけたバーチャル御伽噺の広告からKAMITUBAKI STUDIOを知り、さらにAnimaⅢとFESの開催を知りました。
ライブや音楽系のFESはほぼ行ったことがなかったのですが、なんとなく面白そうだと思って行ってみることにしました。このときの自分の直観を信じてよかった。
 結局、FESの方がいろんなアーティストが出るからと思ってFESに有休を使い現地参加、animaⅢは配信で視聴することにしました。今思えば、上司に無理言って休んでAnimaⅢも現地に行けばよかった(泣)

 ともかく新参者の私は事前知識がゼロだったのですが、KAMITUBAKI STUDIOの計らいで、AnimaⅢ記念でⅠとⅡの配信があり、AnimaⅠ(8/3)・Ⅱ(8/4)・Ⅲ(8/7)と超短期間で視聴したために、ヰ世界情緒さんの世界観・歴史を一気に浴びることになりました。
 結果、涙ボロボロです。どのAnimaでもいつのまにか涙が出ていました。

 まず、AnimaⅠ・Ⅱ。全く事前知識がないにもかかわらず、きれいでかわいらしくも透き通った歌声と映像やライティングによる演出、衣装チェンジ、バンドメンバーの演奏のすべてが完全にマッチしていて、それらが織りなす世界観に一気に引き込まれました。

 特に気持ちを揺さぶられたのはシリウスの心臓です。まさかモールス信号を歌詞にするなんて想像したこともありませんでしたし、トンとツーだけであんなにも感情を表現できるなんて思いもしませんでした。しかも意味はI LOVE YOUだとか。もう泣ける要素しかない…

AnimaⅡより「シリウスの心臓」  足元に映ったステンドグラス味のある投影も美しい

 そして、AnimaⅠ・Ⅱで予習した上でのAnimaⅢの視聴。結論、本当に最高でした。「描き続けた君へ」から始まり、最初からクライマックスでずっと目が離せず食い入るように画面を見ていました。歌唱力・演出すべてが進化していて最高のひと時でした。
 
 中盤のMCでの、「創作と、ヰ世界情緒と、あなたが、私の世界の中心です。何度生まれ変わっても、ヰ世界情緒でいたいなって思います。」という
涙ぐみながらのコメントがすごく印象に残っています。AnimaⅠでの初々しかった頃から、この自己肯定の境地に至るまでたくさんの努力を積み重ねてきたのだなと感じました。

 それからバンド紹介を経ての「ARCADIA」。MCのセリフからの、「わたしはここにいるよ/世界はつながっている/心まで届くようにと/願いを込めて
/愛を歌うよ」の歌詞の流れが本当に良くて心を打たれるばかりでした。

AnimaⅢより「ARCADIA」  暖かさのある歌声と情緒的なメロディに包み込まれました

 最後のMCのところで、「歌・創作が私の生き方、命そのもので、どんなことがあっても必ず立ち返るもの、創作は私のすべてで希望です」と話してくれて、創作に真正面から真摯に向き合っているからこそ、観測した人を感動させられる世界観を表現できているんだと合点がいきました。

 そして情緒さんが作詞を手掛けた新曲の「みらいのかたち」。やわらかさや力強さ、ときには鋭さも感じ取れる歌声・仕草から、彼女の気持ちが滲み出ていて感動しっぱなしでした。画面越しであっても彼女の思いが伝わってきて、終幕してからしばらく放心状態でした。

AnimaⅢより「みらいのかたち」 遠くまで伸びるような歌声が本当に心地いい…

 本当に、本当に、素晴らしいライブをありがとうございました!もう大ファンです!
 これから彼女がどうように創作していくのか、とてもとても気になっています。これからは、いち観測者として、ヰ世界情緒さんの作る世界を観測したいと思います!

AnimaⅣは絶対現地に行くぞ!!

エンドロール後のイラスト(ヰ世界情緒さん作) みらいには、こんな綺麗な景色が待っているよ泣


(追記)
 彼女のライブを通して創作の点で自分の人生を振り返ると、社会人になって忘れてしまっていたけど、自分にも何か創作したいと思っていた時期があったことを思い出しました。
 そして、過去に一度諦めてしまった3DCGにまた挑戦してみようと思えるようになりました。

自分の過去や挑戦の心を思い出すことができたのは彼女のおかげです。

本当にありがとう!

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