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朝と夜と猫のあいだに


その昔、深夜のコンビニで働いてました。

その頃は本当にフラッと歩いて帰ってて、夜中の2時〜4時、そこは朝と夜の境目。

夜でもなく、朝でもなく、
丑三つ時。

ほどなく3時過ぎ。
3時過ぎの道路には主がいる。

とっても可愛い主がいる。

猫です。
ちゃんと生きてる猫です。

私には霊感というものがないので、他のものは特に感じないです。

これがね、ふつうに道にいるの、真ん中に。
私の家だからくらいな感じで。
猫にとっては、おそらくパトロールの時間なんでしょうね。すごくくつろいで、そして観察しています。

私は家に帰りたいから、迷わず真ん中にいる猫の横を通るの。
それが面白いの。
意地悪するとかじゃなく、ちょっと申し訳ないなと思って歩くんだけど、

目を丸くする。
猫が。

二度見する。
猫が。

え、お前なんでいるの?って、頭の上に書いてあるみたいに驚く。


だからね、覚えておいて。

深夜3時は猫ちゃんの時間にお邪魔する時間。

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