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プラシーボ効果
■親友からの助言
最初の診断から紹介先の病院への初回通院日までの期間、
1か月半余りで色々なことをした。
とにかく、癌と診断されてから不安で仕方がなく
がん経験のある親友に相談をした。
彼女の場合、卵巣のあたりに腫瘍があり
それがとても大きく、大変な経験をしていた。
そんな彼女からの言葉はとても信頼が出来た。
まず、ざっくりと彼女の治療について聞いた。
まず、健康診断でたまたま卵巣の腫瘍が見つかる。
その時点で15センチくらいあり、悪性が疑われた。
すぐに検査を、ということになり2か月後には摘出手術をした。
病理検査の結果、腫瘍は悪性と確定。
で、ここで終われば良かったものの
もともと子宮内膜症が悪化していてお腹に癒着し、
腫瘍を切り離す際に、腫瘍が破裂してしまった。
つまり、悪い細胞がお腹に流れてしまったのだ。
お腹は綺麗に洗浄したものの「化学療法」での予防が推奨され
彼女は、3回化学療法をした。
彼女は、本当によく頑張ったと思う。
そんな人からの助言は、大変タメになった。
私は何か相談や愚痴を言うたびに
「まぁ、仕方ないよね」で締めていた。
それに対し、彼女は
「仕方ないじゃない!イヤなものはイヤなんだよ!」
私にとって、ものすごく意外な言葉だった。
今までイヤなものを難なく受け入れてきた。
とてもストレス過多な人生を送ってきた。
そんな中、今回も乳がん。
絶望していた。
私は、もっと感情を露にするべきなのかもしれない。
どこかで本音をセーブしていたし、
それを辛いとも思わなくなっていた。
イヤ!ときちんと言えるようにしなきゃ。
彼女が言う、
「私は病気になる前より、今の自分のほうが好きなんだ」
■食生活の改善
私は日ごろ不摂生をしていた。
外食が多かったし、自炊はしなくなっていた。
今回、病気になり、今から遅いかもしれないけど
それでも食生活を改めようと決意した。
癌に効くものをとにかく調べた結果、
クミンのようなスパイスで体を温める、
抗酸化作用のあるブロッコリー・ブルーベリー等を摂取する
そんな知識を得た。
毎日のようにスパイシーなカレーピラフを作り、
ブロッコリーを添える。
パプリカなどをたくさんいれたスペイン風オムレツを作り、
抗酸化作用のある「トロロックス」という謎のお水を取り寄せるw
クエン酸の「キレートレモン」もたくさん飲んだ。
気休めでもいい、損はしないだろう、そういう思いだった。
ちなみに、キレートレモンは歯のエナメル質には良くないらしいので、瓶にストローをさして飲んだ。
なんだかエナジードリンクをストローで飲む
地雷系の方々のようで滑稽だったw
でも、なんだか体が軽い。
きっと、食生活は良い方向に改善しているのだろう。
■神社参拝
神社参拝は、めちゃくちゃ色んな所へ行った。
今はオンラインでのお祓いや御札の購入が出来るので本当にありがたい。
ただ、やっぱり自身の足で参拝したい。
関東の大好きな神社や、ご利益のあるとされる神社・・・
何回も足を運んだ。
その中でも、特に印象に残っている神社について書く。
それは都内某所にある鬼を祀っている神社。
元々、行ってみたいと思っていたものの
病気の件が後押しし、念願かなって参拝できたのである。
結果的に、1度ではなく何回も参拝したw
あまり多くの知識を得ないまま参拝したが、
なんとその神社は腫瘍に効果があるとのこと。
それを後から知ってとても衝撃を受けて、
御縁を感じてしまったのだ。
場所柄、深夜も開けてくれている。
不安になったらいつでも受け入れてくれるような
そんな懐の深さに惹かれた。
ある日、また参拝に行くと鳩がこっちを見ている。
私がお願い事を祈り終えたら、飛んで行った。
神社で鳩に会うのは縁起がいいらしい。
神社仏閣については、また後日紹介しよう。
稲荷鬼王神社(いなりきおうじんじゃ)
東京都新宿区歌舞伎町2丁目17-5