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【連載】気まぐれに音楽の話を【MOTORWORKS 編】
初期衝動に任せて一気に書いてしまおうと思い、早くも第2回目に取りかかることにしました!
初回は『L⇔R編』を書きましたが、今回はL⇔R活動休止後の黒沢健一さんのソロ活動ではなく、そのソロ期間中に組まれたバンド『MOTORWORKS(モーターワークス)』について書くことにしました。MOTORWORKSだけでも一本書けそうだと思ったからです。
MOTORWORKSを知らない方も、この機会にぜひ知っていただければ嬉しいです!今回も前回に引き続き、超個人的な感想が中心になりますので、ご容赦くださいm(_ _)m
◾️MOTORWORKSとは
◯メンバー
石田ショーキチ(ボーカル、ギター、プログラミング)
黒沢健一(ボーカル、ギター)
田村明浩(ベース、コーラス)
サンコンJr.(ドラム、コーラス)第2期から加入
町田直隆(ボーカル、ギター)2023年加入
◯活動休止中のメンバー
ホリノブヨシ(ドラム)
2003年頃、当時Scudelia Electroのメンバーとして活動していた石田ショーキチを中心として、スタジオで往年のロックをカバーすることを目的としたバンドが前身。石田とアマチュア時代からの付き合いだったホリノブヨシ(modern grey)、Spiral Life時代のレーベルメイトで、友人であった黒沢健一(L⇔R)に、スピッツのプロデュースで知り合った田村明浩を加えた4人組として活動をスタート。
11月、Scudelia Electroのライヴにおいて、黒沢、田村らと(ホリは、当時Scudelia Electroのサポート)ビートルズの「Helter Skelter」などを披露。これに手応えを感じたメンバーは、本格的な活動を開始。
2004年7月28日に ドリーミュージック より、シングル2枚とアルバム1枚を3ヶ月連続リリース。
2005年3月2日にライヴDVDとシングルを同時リリース。
◾️MOTORWORKSとの出会い
L⇔Rの活動休止後、私はソロアーティストとして活動していた黒沢健一さんを追いかけていました。ソロ活動だけでなく、ユニットやバンドも手がけ、その中のひとつが『MOTORWORKS』です。
2002年にソロで3rdアルバムをリリースした後も、いくつかのユニットで活動していましたが、表舞台に出ることは少なかった印象です。そんな中、2004年に本格的なバンド結成とCDリリースの発表があり、歓喜しました!メンバーの豪華さから雑誌やテレビへの露出も増え、タイアップもあり、まさに『久しぶりに帰ってきた!』という感じでした。
MOTORWORKSは、知る人ぞ知る豪華なメンバーで結成されました。黒沢健一さんのほか、Scudelia Electro、元Spiral Lifeの石田ショーキチさん、スピッツの田村明浩さん、modern greyのホリノブヨシさんが参加し、のちにウルフルズのサンコンJr.も加入しています。
黒沢健一さんが亡くなった後、2023年に新しいボーカリストとして町田直隆さんを迎え、MOTORWORKSは再びライブ活動を行いました。しかし、実際にCDリリースを行っていたのは2004年から2005年までの短い期間に限られています。
◾️おすすめの一曲
リリースされた曲自体は少ないですが、どれも名曲揃いです!中でも、唯一のアルバム『BRAND-NEW MOTORWORKS』の一曲目『The Slide』は必聴です。黒沢健一さんと石田ショーキチさんのツインボーカルがとにかくカッコいいんです!
ここに音源を掲載できないのが本当に残念でなりません。YouTubeには公式ではない形でアップされているものも見かけますが…それが違法なのかどうかは判断がつかず、リンクの貼り付けは見送りました。
◾️好きなポイント
MOTORWORKSでは、作詞・作曲が石田ショーキチさんや黒沢健一さん、またはその共作だったりとバリエーション豊かです。L⇔R時代とはまた違う雰囲気の曲を歌う黒沢健一さんのボーカリストとしてのカッコ良さを改めて実感できます!そして、石田ショーキチさん、田村明浩さん、ホリノブヨシさんもそれぞれ本当にカッコいいんです。
特にデビュー曲『SPEEDER』を聴いた時は衝撃的でした!今聴いてもまったく色褪せていませんし、MVも抜群にカッコいい。古い映像で画質が粗いのも味があって、逆に魅力的です(笑)
◾️ライブ
アルバムを引っ提げて行われたツアー『BRAND-NEW MOTOR SHOW』の初日、2004年10月11日に札幌 KRAPS HALLでのライブに行きました!1996年以来、実に8年ぶりに黒沢健一さんを直接見る機会を得ることができた瞬間でした。
オールスタンディング300人キャパの小さな会場で、私は中央で黒沢健一さんを目の前に見ることができ、その光景は今でも鮮明に覚えています。
久しぶりに見返したライブDVDには、ツアーのドキュメントも収録されていましたが、札幌公演はツアー初日ということもあり、一曲目に黒沢健一さん以外が別の曲を演奏するドッキリが仕掛けられていました。これは緊張していた黒沢健一さんをリラックスさせるためだったようです。
MOTORWORKSの曲以外にも、黒沢健一さんのソロ曲『PALE ALE』のセルフカバーが披露されたり、他の公演ではスピッツの『空も飛べるはず』やL⇔Rの『HELLO, IT’S ME』なども演奏されていました。どのライブも、とにかく『楽しくやる』をテーマにしていたように感じられました。
そして、この札幌 KRAPS HALLでのライブが、私にとって黒沢健一さんを直接見る最後の機会となったのでした。
◾️余談
実は、私はライブハウスでのライブ鑑賞が少し苦手です。身長180cmの私は、フラットな会場だと頭一つ抜けて視界が良いのですが、後ろの方の視界を遮ってしまうことが気になってしまいます。気を使って少し屈むようにしていると、腰や膝が痛くなり、ライブに集中できなくなるんです。
そんな気疲れを避けるため、このMOTORWORKSのライブ以降は、後ろの方で見るようになりました。その方が気楽で、ライブを楽しむ余裕が持てるからです。
◾️終わりに
現在、MOTORWORKSは新しいボーカリストを迎えてライブ活動を続けていますが、私は黒沢健一さんが亡くなった後も影ながら応援を続けています。黒沢健一さんがいない寂しさはありますが、彼の残した楽曲はこれからも引き継がれていくことでしょう。
いつかまたMOTORWORKSのライブを見に行きたいと願っています。できれば北海道にも来てほしいですね(笑)。MOTORWORKSの知名度がどのくらいあるのかはわかりませんが、今回はかなりコアな内容になったことは間違いありません。それでも、『好きなアーティストのことを好きに書く』というテーマで始めた連載なので、自由に書かせていただきました!
次回は、いよいよ『黒沢健一編』をお届けしますので、どうぞお楽しみに!
読んでくれた全ての人へ!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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『アルバム『BRAND-NEW MOTORWORKS』を聴きながら』
ミノキシジルでした。