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【詩】ピーク
たくさんの選択を重ねて
進んだこの道は
もう今は
上りなのか
下りなのか
わからず
ただ歩いている
頂点は気づく間もなく
過ぎていたのだろうか
どこがピークだったのだろうか
それでも振り返ることなく
ただ雪山を滑るように
落ちていくだけ
登った山を下り
視線を上げると
また次の山が目に映る
新しいピークを目指して
ただ歩き出す
足音だけを響かせて
登っているつもりもなく
また、歩く
【あとがき】
雪山で猛吹雪になって目の前が真っ白になると平衡感覚も狂って上ってるのか、下ってるのかもわからなくなります。
そんな雪山と人生のピークと重ねてみました。
もうピークは過ぎたのか?
わからないけど、前を向いて進んでいきます。