クイズは外すが吉?
以前『正解だけど不正解』というエッセイで女性から「いくつに見える?」と問われたら場合、正解を言い当てるのではなく、少し下を狙って言うのが鉄則だと語った。
今回、この正解外しクイズは決して年齢当てに限らないものだったという話である。
先日、家庭用ゲーム機のPlayStation 5 Proが発売されることが発表された。これまで発売されたPlayStation 5 の上位機種として、かつてない高次元の体験を出来るという触れ込みである。私が所有しているSONYのゲーム機はPlayStation 4止まりで、PlayStation 5 は所有していない。PlayStation 5 Proに関しても購入予定はない。なので、発売されるという話題にも、さして興味がなかった。
そんな中、そのPlayStation 5 Pro発売に関する話題になった時、出題者は笑みを浮かべながら「PlayStation 5 Pro、いくらだと思いますか?」と切り出してきたのだ。
少し大げさではあるが、この手のクイズを出されると、正解を出すことよりも『どうしたら一番盛り上がるか。一番面白いか。』を真っ先に考えてしまう。
①正解を当てる。
「おー!正解」→少し盛り上がる。
②実際の値段より下に外す。→
「いくらでしたー!」「えーーー!高い!」盛り上がる。
③実際の値段より少し上、もしくは少し下に外す。→
「あー、惜しい。」盛り上がらない。
④実際の値段より大幅に上に外す。→
「さすがにそんなに高くないよ」盛り下がる。
やはり②なのだ。
正解発表で
「◯◯でした〜」
「えーーー!」が
一番盛り上がると思ってしまうのだ。
そして今回、しっかりと②を言い当てた。出題者はさらに笑みを浮かべて正解を発表する。
「◯◯円だそうです。」
「えーーー!高い!」
…盛り上がったはずだ。しかしその冷静な反応からは本当に盛り上がっているのかを掴むことが出来ていない。盛り上がったと思っているのは私だけなのかもしれない。
難儀な問題と、難儀な性格である。自分で盛り上げたつもりで自分で拍子抜けするのだから。
では問題!このPlayStation 5 Proの販売価格はいくらだったでしょうか?皆さんはどう答えるだろうか?
さて正解は…
11万9980円!
「……」
「高っ!」
目が飛び出る高さに「これじゃあ、ますます我が家にやってくる日は遠いな…」と、またしても拍子抜けするのだった。
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『持ってるPlayStation 4すら何年も触ってない者』
ミノキシジルでした。