【エッセイ】ビフォーアフタールルルン体験記

私には高校2年生の息子と小学6年生の娘がいる。
まぁ高校生はお年頃だ。今の高校生男子は美容にも気を使うようで、毎日美容液？化粧水？そんなものまで使っている。髪もなんだかオイルとやらを使っている。

私の高校生の頃は水でゴシゴシ洗ってタオルでガシガシ拭いて、終わり〜ってなもんだった。今も化粧水などは使っていない。

息子はどこでそんな情報を得てくるのか……この化粧水を買ってきてくれだの、オイルを買ってくれだの、決して安くないものを簡単に買えと言ってくる。

少し前の話になるが、パックを買ってきて欲しいと言われたのだ。 『LuLuLun』（ルルルン）という美容液のパックがあるから買ってきてくれと言うのだ。
「パ、パック……⁉︎ 本当に必要？効果あるの？」
掃いて捨てるほどお金があるわけでもないし、正直、無駄な気がする。でも我が家の高校生男子はパックがどうしても必要だと言うのだ。

仕事帰りにドラッグストアに寄って言われたもの買った。
息子は早速使うという。さらにそれに興味を持った娘も使ってみたいという。
無駄遣い…。安くないのに…。こんなの必要ないのに…。
そんなネガティブな思いが巡る中、じゃあ一体どんなもんなのか、ルルルンとやらの良さを教えてもらおうじゃないかということで、私も一緒に使ってみることにした。
親子3人でルルルンしてみたのだ。

化粧水がビチャビチャに浸ったマスクを顔に乗せるわけだが、慣れていないのもあって、顔が濡れるのに正直不快感があった。
10分程度そのマスクをすると……。

なんということでしょう。
さっきまでカサカサだったお肌に潤いが……。

もちろん水分を乗せていたのだから、濡れていて当たり前なのだが、ただの濡れているとは違う肌の感触が！
なんかいい感じかも！！

普段から使っている方からすれば当たり前のことかもしれないが、初めて使った人間の反応がこれである。

毎日使うにはお安いものではないが、私こそが使うべきなのかもしれない……と、ちょっとした発見があったのだった。

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『美容に関しては無頓着な者』
ミノキシジルでした。