海辺のお供#1 自分の正直な思いを大切にしたくなる小説『水曜日の手紙』(森沢明夫)
こんにちは。各地で紅葉が進み、いよいよ晩秋も近づいてきました。12月を間近に控え、本当に今年はこれで良かったのだろうかという思いがむくむくと頭をもたげて来ながらも、きっと毎年のごとく師走のせわしなさに翻弄されることでしょう。
さて、今日は自分の正直な思いを大切にしたくなる小説をご紹介します。森沢明夫の『水曜日の手紙』です。
水曜日の出来事を手紙にしたため投函すると、「水曜日郵便局」が見知らぬ誰かの手紙を届けてくれる、というコンセプトを元にしたお話です。一回きりの交換日記、