退職願を出しました その1
38年勤めた職場に退職願を出しました。
今年いっぱいで、退職します。
次の仕事は決まっていません。
っていうか、仕事するかどうかもわかりません。
しばらく、無職を堪能します。
じっくりと味わうつもりです。
今の年齢は61歳。
職場の定年は65歳。
なぜまた、この時期にこの年齢で?と思われるかもしれませんが、私
2020年の10月16日に突然、脳梗塞になりまして。
幸い、1ヶ月ほどで自覚するほどの不具合はなくなりました。
でも、梗塞があと1センチずれていたら、半身に大きな麻痺が残った
だろうとお医者さんに言われたのです。
この日、私は、命拾いをしたと思います。
いつ、何時、死が襲ってくるかわからないということを、身をもって体験しました。
そして、これからは、新しい命をもらったと思って、いつ突然死んだとしても、悔いのないように命に感謝して、生きようと思いました。
だから、私には誕生日が二つあります。
二つ目の誕生日は10月16日です。
そして、ちばにゃん2.0は、まもなく2歳になろうとしています。
(これを書いているのは、2022年9月27日。誰かさんの国葬の日です)
この数年のうちに、ほぼ同年代の知り合いが病に倒れていく話を多く聞くようになりました。
命は助かったものの、大きな障害を抱えてしまった人の話も聞きました。
そして一年前の夏に、私の一番信頼できる年下の友人が突然死したのです。
このまま65歳まで、今のところに勤めていていいのだろうか?
定年後に、楽しい世界が待っているのだろうか?
と、想像するのですが、あまりイメージが湧きません。
そして、この後定年までの4年間がとてつもなく長く感じたのです。
そこまで生きているという保証もありません。
規則どおりに、無難にふつうに生きるのは、もういいや。
辞めたい時に辞めてみよう。
ふと湧いたこの衝動。
何より、自分の体が動くうちに、今やりたいことややれることを、思い残すことなくやってみよう!と思ったのでした。
どこか遠くに行くでもいい。
時間の制約がないから気に入ったら何日でも居続けられる。
事前調べも目的もなくていい。
行った先で、楽しいことを見つければいいさ。
そういう考えが頭を支配して、楽しくなってきます。
思い切って、退職願を出しました。
想像以上に心が軽くなりました。
続きます(予定)。