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schoolTakt活用術⑦宿題ハック(日常編)

前回の記事では、「宿題ハック(長期休暇編)」を書きました。

今回は日常編です。

日常編

日々の宿題を、スクールタクトを活用してやってみようという提案です。

私の学年では、新型コロナによる臨時休校が明けてから1年間、紙と併用してスクールタクトでの宿題提出を認めて(むしろ推奨して)いました。

元々、私たちが出していた宿題は「自問ジャーナル」といって、その日の学びを振り返る日記のようなもの。

そこに、何か一つ自分で選んだ学びを記入するという形式で、毎日提出してもらっていました。

同じ方法で、スクールタクトに記入してもらうのです。

私は、毎朝取り組んでいる「朝ノート」の、次の日のページに書くよう設定していました。

そうすることで、次の日の朝に必ずほぼ全員に、その子の宿題(=頑張り)を見てもらえるからです。

実践の様子

私は毎朝、子どもたちが登校してくる30分ほど前に教室に行ってスクールタクトを開き、宿題を確認します。

頑張った子、頑張れなかった子、メッセージを書いている子。

様々な子の取り組みを見るのは楽しみな時間でもあります。

一人一人のコメント欄に、その子にあったコメントを書きます。

子どもたちが登校してくると、「おはよう」と声をかけながら、すぐに宿題の話やメッセージについて話せるのが魅力ですね。

子どもたちも朝ノートに入り、「〇〇ちゃんの宿題すごい!」「なるほど、そういうやり方もあるよなぁ」など、お互いの宿題を参考にしている様子です。

スクールタクトでやってこない子は、紙で提出してもらっています。

そちらはいつも通り、空いた時間に丸を付けたり、コメントを書いたりして、なるべくその日のうちに返すようにしています。

これまでは30人分となると大変で、休み時間が潰れたり、その日のうちに返せないことも多くありました。

しかし、スクールタクトで半数ほどが出してくれるようになると、子どもたちが登校してくる前に見終わっているわけです。

返却時間も紙でやってきた子のみなので、時間も手間も半減しました。

メリット・デメリット

スクールタクトで宿題をやると、写真を貼り付けることができます。

私の学年は自由課題だったので、料理や工作、観察記録、絵などを写真に撮って見せてくれる子が多くいました。

また、自分で作ったプログラミングゲームやラジオ番組、楽器演奏などを載せてくれる子もいます。

紙の宿題だと、なかなかできませんよね。

みんなに見てもらえるということも、モチベーションになっていたようです。

反対に、みんなに見られることが嫌だという子もいたのかもしれません(訴えられたことはありませんが)

これまでの宿題というと、分からなくても近くに教えてくれる先生や友達はいませんでした。

しかし、スクールタクトで行えば、友達にも相談できるし、参考にもできるわけです。

家庭環境に左右されない、拡散を小さくする意味でもスクールタクトを活用するメリットは大きいように思います。

デメリットとしては、字のきれいさが分からない点です。

紙で出している子に関しては、毎回の文字の丁寧さで、気持ちのバロメーターを把握することができました。

タイピングされた文字ではそこを判別できないことは、デメリットかもしれません。

とはいえ、取り組む意義は多くあります!

是非、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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ミノテショーゴ(ヒロック校長)
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