No2:中国語で収入を得るようになるまで②(中国で学ぶ)1996~2001年
さて、就職して3年目、中国語とジム通いに明け暮れている日々が変わろうとしていました。というのは大学時代から(遠距離もあり)つきあっていた今の主人が中国へ駐在決定!!慌てて結婚を早めて中国へ。環境がガラリと変わり、20代後半は中国へどっぷりとつかります!
第2章 るんるん期 中国での中国語学習
駐在先は中国瀋陽市。1996年の当時は…♪醤油もねぇ♪味噌もねぇ♪日本人がたったの300名♪日本食を食べに大連に行くのが何よりの贅沢でした。
駐在期間は3年間ほどの予定らしい、せっかくなので中国語を学びなおそうと、近所の東北大学の留学生のクラスに途中から参加、カリキュラムで1か月に渡る発音練習が一通り終わった後の10月から参加しました。
私は自分の発音に不安があったため、日本語がわかる教授にお昼休みに時々教えていただくことに。しか~し!発音も「いまのは良い」「これはだめ」「惜しい」の繰り返しで、何が良くて何が悪いのか?そして最後の頃には先生のいかに日本語を学んできたか…等のお話しで、ほぼ時間が終わっていました。私の発音は「まあ…通じるよ」のトホホ中国語でした。
でね。瀋陽って-30℃以上になるので、教室が寒いの!寒いの!手袋をはめて授業してもやっぱり寒い。体力消耗します。幸い授業は午前中のみ。午後は授業がないので、自宅に帰ったら、身体を温めたのち、ず~~~っと勉強していました。
テキストは文法も単語も英語で説明されている中国語テキストでした。テキストによっては紙質が脆いので、破れない様に書き込みしながら、そしてノートも中国の大学のノートなので、それを全部書き尽くしてやるくらいの勢いでした。
※今振り返ると、この時のテキストの説明が日本語だったらな~と思います。英語がわからなかったので「感覚で身についていく中国語」でした。この学習期に「日本語⇔中国語」で理解していくと良いですね。日本語を介在して覚えていくと良いですよ。
どんな勉強をしていたかな?と思い出すと、初級レベルの時には、宿題をする以外に、単語をひたすら落書き帳に書く、ノートにまとめてみる、音読する、原書を読む、とにかく語学学習の方法がわからなかったので、思いつく方法は全て試してみました。家庭教師の先生もお願いして、中国の歴史から読み解く文学なども学んでいたりもしました。考えてみると一日8時間くらいは勉強していました。
※今思い返すと、テキストに音声(カセットテープ)がついているものと、ついていないものがありました。この学習期にしっかりと音声について発音練習をしていたらよかったですね。
1年後、HSKという試験があると教えてもらい、問題集を2冊購入し、それを何回もひたすらひたすら解いて学習しHSK8級合格。高級のHSKもあると言われたけれど、そんなに興味もなく…同じ時期に中検準2級も苦労して北京まで行って取ったので、検定試験関係はもういいや~と決めたのでした。
そしてその当時瀋陽にいる日本人が300人と少なかったので、主人が瀋陽日本人会の事務局を担当したりするうちに、私も駐在員の奥様方のお買い物に一緒について行って、なんちゃって通訳をするようになっていきました。駐在員の奥様方が仲良くなっていき、誰かの家でお茶会なども増えていき楽しい日々に♥
学んだ中国語を誰かの買い物の通訳でアウトプットでき、それが通じた時の喜びは感動もので、実は「やった通じた…(汗)」と隠れてビックリしてもいました。
とにかく中国語を話したくて、市場での値段交渉は楽しみ。街角の工事現場のおじさんに話しかけては、「話しかけてはだめ」とほかの中国人から注意されてました。
中国での生活は1996年~2001年で、中国語を学んだ学校は、瀋陽の東北大学で2年半、瀋陽師範大学で1年間、瀋陽大学で1年間(聴講生)でした。最後の瀋陽大学では教育学部の語言クラスにて、一般の学生と席を共にしました。可愛らしくって明るい大学生達と約1年間過ごしました。
クラスのかっこいい人気男子学生が、休み時間にみんなの前で花束を女子学生に渡して告白!「わぁ!いいな~♥」とぽーっと見ていました。
みんなで山にハイキングに行ったときに、そのかっこいい男子学生が、段差になっているところで、手を差し伸べてくれた時には、「長野県の田舎の段差にくらべたら一跨ぎなんだが…大丈夫と断るべきか、差し出してくれた手をつかむべきか」と一瞬迷いましたが、しっかり甘えてみました❤たまにゃ~いいよね。
さて、そんなるんるん期の中国時代も…2001年主人の帰国が決まりました。
※本来なら3年の駐在でしたが、私がもう少し中国にいたいと希望したため最終的には5年間の駐在となったのでした。
えっ?一緒に帰って来たっかて?
いえいえ、実は、主人が先に帰国し、私は更にひとりで中国に残ったのでした…そして中国語が話せると自信満々になった私の鼻をくじかれる日々が
なぜ中国に残ったのか?その理由は次回。
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