【タコピーの原罪】自分を責めない!時には逃げ出す大義名分の考え方「勢」について!
「ネット流行語100」が今年も発表されたみたいですね。
今年は「ONE PIECE FILM RED」で大活躍した「ウタ」が大賞に選ばれたみたいです。
おめでとうございます!
「ネット流行語100」2022の年間大賞はワンピの「ウタ」に決定 ニコニコ賞は「ずんだもん」pixiv賞は「SPY×FAMILY」
個人的には2位に「タコピーの原罪」がノミネートされているのが、そういえば今年はだったかと感慨にふけってました。
2022年の初めの方は同時期にいじめをテーマにした作品が流行ってた気がして、ちょっと考えさせられるものが多かったなと思います。
当時のことを振り返って書いてみたいと思います。
1.「タコピーの原罪」「鬼」
「タコピーの原罪」(著 タイザン5)はジャンプ+で連載され、衝撃的な1話目が話題になった作品です。
似たようなテーマで衝撃を与えたのが「鬼」(著 浄土るる)というタイトルの作品で、系統はどちらも「いじめ」をテーマにしてます。
なかなか心削られるものがあるので注意が必要ですが、どちらも考えさせられるものがある名作なのでおすすめです。
2.自分を責めない考え方「勢」
僕が感じたのは古代中国で諸子百家の時代に活躍した慎到の「勢」という考え方です。
ものすごく単純にいうと、悪い文化や流れの中で正していこうということも、良い文化や流れの中で悪しきに努めようとすることも難しいということです。
例えるなら、ガンジーが非暴力を訴えて尊敬されていたのは、暴力が当たり前の中で抗ったからです。
逆に今の非暴力の時代に暴力で支配するぜという、北斗の拳のような世界観を持ち出されても反発にあって頓挫すると思います。
自分が当事者だったらどうしようと想像すると、できる限りのことはやってもダメなら逃げ出す選択をすると思います。
なぜなら「勢」の考え方をするからです。
貴重な若いうちに、無駄に労力を使うよりは、自分が良いと思う流れの中に、自ら選択するのもまた英断だなと思います。
3.さいごに
とはいえ、いじめとかパワハラとかにはあまりあったことないので、えらそうなことは言えないですが、時には環境を変えてみるのも1つの手だと、視野が広がれば幸いです。
それにしても、2人の作者はいったい過去に何があったんだと邪推してしまいますね。
結果的に創作のエネルギーに変換できでよかったものの、なんかあったら飲みに行こうぜと誘いたくなります。
それではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?