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ハンドメイド売れない→初めて売れた!転換のきっかけは?

はじめに

このnoteには、ハンドメイド・オリジナルグッズ販売初心者さん向けに、売れるまでに何ヶ月くらいかかったか、初期の開発費用と時間、売り上げ0→1の壁を越えるにはどんな工夫をしたか、参考になる作家さんなどをまとめました。

あくまで私の一事例からの経験談ですし、月何十万も売っている方ほどすごい偉業を達成したわけではないのですが、売り上げがない長い期間を過ごしていた昔の私が欲しかった情報を盛り込みました。今、大事に創った商品が売れなくて悩んでる方、くじけそうな方にとって何かヒントになると嬉しいです。

ミャムミャムマナコ開店!売れるまでにかかった時間は?

オリジナルのイラストを活用して、目で見て満足、使って楽しい雑貨をお届けしたい。そんな想いでミンネの一角で運営をはじめたお店「ミャムミャムマナコ」。19年の10月から商品を掲載し出して、20年8月、10ヶ月目にしてやっと1商品が売れました。(売れた商品自体は販売開始して2ヵ月後に売れたことになります)ここまでなかなか長くて、少ないアクセス数を毎日見に行ったり、いいねやフォローに一喜一憂したりでした。この10ヶ月は、ポストカード一本勝負期→メルカリ挑戦期→委託販売お試し期→分析&テコ入れ/スマホケースチャレンジ期に大きく分かれます。

売れるまでに費やした金額と時間も公開します。試作品などの開発費用や撮影用の道具など合わせて10000円、絵やデザインに35.5時間を投じました。ハンドメイド・オリジナルグッズ以外の路線で売り上げを立てるまでにかかる時間やお金と比べてみると、自分に向いてる度合いが分かってくるかと思います。

売り上げ0→1の壁を越えるにはどんな工夫をしたか

ポストカード一本勝負期→メルカリ挑戦期→委託販売お試し期→分析&テコ入れ/スマホケースチャレンジ期。この10ヵ月の詳細をお伝えしようとすると長くなりすぎてしまったので、別記事で解説し、ターニングポイントの部分だけこちらで書きますね。ダイジェストで言うと、私自身で刷れて価格も手を出していただきやすい、オリジナルイラストのポストカードだけのラインナップで始め、ミンネで売れないからとメルカリにも窓口を広げるも売れず、リアルでの委託販売も試すも売れずに悲しみに暮れていました。

20年5月〜6月の分析&テコ入れ/スマホケースチャレンジ期に、「このままじゃいけない...」そう思った私は「オリジナルグッズ 売れない」「オリジナルグッズ 売れるには」「ハンドメイド コンサル」などで猛烈に検索をかけました。Google検索はもちろん、note内、ツイッター内、など場所を変えて探し回りました。そうやって3人のアドバイザーさん・作家さんにたどり着きました。(和田まおさん・sarariさん・Kimiさんです。3人の方の詳しいご紹介は掲載許可をうかがって別記事にまとめます。)ここが大きなターニングポイントになります。

1つ目の気づきは、「売れている作家さんのミンネショップやオンラインストアをいくつか見て、自分より優れているところを分析して取り入れる」という試行錯誤が足りていなかったことです。

2つ目の気づきは、「写真と説明文の完成度、量を上げること。」特に写真は木目の素材を用意したり、自然光にこだわったり、花を添えてみたり、大きく変えた点です。説明文は、少しでも検索に引っかかりやすいよう、読んでくれた人の興味をひきやすいよう、商品についていろんな角度から書いて情報量を増やしました。500文字書ければ良いラインと聞きました。

3つ目の気づきは、「ギャラリー紹介、自己紹介などのプロフィール欄の充実」です。店名の由来や、創作活動の核となるコンセプト、今まで絵を学んだ年数や担当した仕事、描くのが好きなモチーフ、画材などを追加しました。何者なのかがわかるプロフィールの方が、安心してお買いもの頂けますよね。

そして、扱う商品カテゴリも追加しました。スマホケースにチャレンジしてみたんです。競合も多いですが需要も多いところへ参入して、ポストカードと比較してみようと思いまして。スマホケースなら、つけない方もいらっしゃいますが、機種変更やもともと付けていたものの劣化で買い替えもありますし、1人当たり1つは持っている必須アイテムですよね。検索もされやすそうだと踏みました。

1作目は、オリジナルの羊の3姉妹のキャラクターをわたあめと組み合わせた既製品にない柄で、手帳型スマホケースを作りました。こちらを5月からお店に置いてみると…閲覧数がポストカードの3倍ほどに上がりました!需要はやはり高め。でも一ヵ月経っても売れません。これは自分目線のデザインになってしまっていたからだと今反省しています。私は花の総柄のスマホケースを愛用しているので、そうした同じ柄の繰り返しが広がっているものが可愛いと思っていたんですね。しかし市場調査をしてみると、傾向は「シンプル」。絵はあってもワンポイントに留めるべきでした。もちろん総柄系のスマホケースが好みの方もいらっしゃると思いますので、そうした方とのめぐり逢いも考えて羊のスマホケースは継続して販売しています。

お店には20種類の商品ラインナップがあった方がいいとアドバイザーさんがおっしゃっていたので、教訓をもとに、次の商品開発にとりかかりました。

2作目~4作目は国旗風スマホケースシリーズ。フランス・イタリア・ドイツをそれぞれ三色のカラーリングにワンポイント名産の食べ物のイラストをつけました。ターゲットも明確に絞り、各国の言語習得者やその国が憧れの人に手に取ってもらいたくて作りました。色味も実際の国旗とは少し変えてパステル調にしています。配色の権利回り、フォントの商用利用もチェック済みです。

5作目、6作目は人気の動物、ネコを主役に。既製品にない「ネコ×新体操」のワンポイントと定番の「ネコ×花」のワンポイントをあしらったスマホケースです。こちらを作ったところで、「スン…」と現実に引き戻されてしまい、「誰が買ってくれるんだろう、本当に買ってもらえるのかな…」とむなしい気持ちになってきてしまいました。「私の絵のファンの方を集めてからグッズ販売しないと難しいのでは?順序が違うのでは?」という疑問がふつふつと湧いてきました。そのあと一ヵ月はミャムミャムマナコの新規開発はお休みしていました。

そして8月に入ったころ。メルカリでの閲覧数チェックを行っていたら、なんと「フランス国旗風スマホケース」に初めてのコメントがついていました。サイズのご希望のご質問でした。対応サイズであることを返信し、専用ページを作成、そわそわしながらお待ちしていると、SOLDの文字が!売れました!!本当に感謝感激でした!この時の気持ちは別のnoteに詳しく書こうと思います。お取引は無事終了し、実物もご満足いただけました。

まとめると、①成功者の分析②写真と説明文の掘り下げ③プロフィールの充実④需要の多い商品を市場調査の上で出してみる。

これが売上0→1に必要だったものでした。基本的なことですが、やればやるほど奥が深いところでもあります。

私のショップはこちらから。覗いてみてください。

https://minne.com/@runaminoruha

おわりにーミャムミャムマナコの今後

今はこの初売れのおかげで新商品開発への熱が再燃し、スマホケースを6商品一気に作っています。また、スマホケースを買ってくださった方が合わせ買いとして他の商品も選べるよう、ポーチなども追加していきたいと思っています。お客様の喜び、お店の発展のためにどんどん頑張りたいです。今回の記事では収まりきらなかった部分が多いので、運営記録マガジンの別記事も楽しみになさってくださいね。

それでは、みなさんにお気に入りの雑貨とのめぐり逢いがありますように!

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穂葉るな/ゆるかわイラストレーター
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