仕事で得られるお金は「信用」
こんにちは。
モザイクワーク 取締役COOほか、現在いくつかの企業で「本気の複業」の人体実験をしている高橋実です。
さて、先日、堀江貴文さんが、こんな記事を書いていました。
個人的には彼のグイグイ来るコミュニケーションスタイルはあまり得意なほうではないですが(笑)まあそれはおいておいて、とても興味深い内容でした。
まず初めに、お金についての価値観のことです。
「お金は必要な時に必要なことをしてくれる道具に過ぎない」
「お金の本質は、信用。信用を数値化したものに過ぎない」
「お金は、道具としては万能。だから誤解が蔓延ってるのだ」
うーんまさにその通りだと感じます。
そんな僕も、お金に振り回されてきた人生の一人です。
28歳の時、「社長になる」ことが夢だった僕は、今は亡き義父が社長をやっている会社に転職します。新入社員からずっと面白い仕事をやらせてもらっていた新卒で入社したその会社をスパッと辞め、転職します。
ところが、入社3日目に、経理部長に呼ばれます。
「二代目、来月の、仕手決済が4千万円足りません。このままだと潰れます」。入社3日目。
そこから、半年間、がむしゃらになんでもやりましたが、1円の重みを痛いほど感じました。そして、信用は簡単に曲げられてしまうもの、そしてお金は、ただの指標ということを学びます。そして、そのお金に振り回されてしまうことも。つい先月まで、お金を貸してくれていた金融機関が、ネガティブな情報が入った途端、さっと引いていく。
そして、彼は「行動する人」についても言及しています。
「理屈をこねて止まらず、動きだすこと。何でもやること。成功をつかむには、このふたつしかない。私はさまざまなメディアで発信してきたけれど、実際に行動に移したのはせいぜい1~2%ぐらいだろう。」
この実感値は、僕もまさにイメージが合っています。
これまで、人事というインフラを整えるためには「お互いが情報共有をして」「学び」「そして行動に移す」という考えで、様々な勉強会やセミナーなどをやってきました。いい情報は共有していくべき、そう考えて、自らで成功したり失敗したりしたことは、全て伝えてきているつもりです。
でも、こういう場所で話す話は、参加者の人にこう捉えられます。
「勉強になりました」
「すごいですね。うちにはできないです」
「さすが高橋さんだからできたんですね」
こういう反応を聞くと、いつもガッカリします。
僕の中では「世の中を良くしていくためには一人が頑張ってもダメで、同じことをやっている人を増やして、マジョリティにしていくこと」が大事だと思っています。だからこそ、時間を割いて、これを伝えていくイベントをやっているのに、この言葉には「次のアクション」が全く含まれていないんです。そうして、何のためにやっているんだろう、そういうせつない気持ちになってしまうんです。
以前分析してみたことがあるんですが、僕がやらせていただいたセミナーで、実際に動かれて変化し結果を徐々に出している方は、1.5%くらい。堀江さんの実感値とほぼ合っています。これでは、いつまでたっても何も変わらないと思うんです。下手をすれば「高橋がやってきた発表会」になる(中には僕をただの目立ちたがりだと思っている人もいる。まあ、そんな外野の声は耳を貸してもしょうがないと思うが)。
セミナーの聴講時間があれば、もっと「動く」ことをやってみたらいいのに。いつもそう感じます。
「まあ1~2%しかいないから、動きだした人が成功しやすいという面もあるだろう。けれど、逆に行動しない人が、そのぐらい低いパーセンテージになった世の中のほうが断然、面白いと思う。」
本当にその通りだと思います。
僕はこれからも、自ら動いて、それを世の中のためになるなら、伝える。
それを続けていきたいと思っています。
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