ユーフォニアム・コンサート
私「楽器は何をされていますか?」
相手「吹奏楽部でユーフォニアムを担当していました。」
私「へー、『ゆーほー』という楽器があるのですね。どんな楽器ですか?」
相手「・・・」
2年前に音楽で知り合った人達が集まる機会があり、その時初めて、ユーフォニアムという楽器の存在を知った。
アニメもあるんですね。観てないけど。
☆☆☆☆☆
そんな感じで「名前だけ知っている楽器」のコンサートに出かけた。
またもや楽器店併設のスペースで、最前列の真正面に座る。
定位置に座ると、メガネをしなくても概ね見えるのでありがたい。
演奏者同士の目配せなど、本番ならではの緊張感をたっぷり味わえるし。
今回聴きに行ったのはこのグループ。
OrigAmi (おりがみ)
国立音大出身の4人のユーフォニアムだけの構成。
会場は中高生とその親御さんという顔ぶれが多くみられたように思う。
吹奏楽部でユーフォニアムを吹く子達からすれば、大先輩どころか「神」のような、憧れの存在なのかも知れない。
上の動画は3年前だから、コロナ禍真っ最中の撮影だろうか。
今は各地で演奏会を開催したり、2ndアルバムのリリースは6月だそうです。
私はアホなので、楽器全般に「上手い人」の閾値が低く、音大生以上の演奏者はみんな「上手い人」に分類してしまう。違いが分からない男だ。
特にユーフォニアムを全く知らない私には、そもそもどんな技術が必要で、それがどの程度の難易度なのかすら分からない。
演奏された曲は、ユーフォニアムのために作曲又は編曲されたものが多く、ショパンの有名曲のモチーフを10曲以上盛り込んだりして飽きさせない。
bass担当だけは固定のようで、一人の女性がずっと低音部で支えていた。
いまだに「bassは男性じゃないの?」という固定観念に縛られている私。
休憩時間には、オリジナルのトレーナー販売の宣伝があった。
誰が買うのかと思えば、中高生達が嬉々として群がっていた。
終演後もいそいそと帰途に着く人は少なく、ほとんどの人がサイン会の行列に並んでいて大混雑。
ユーフォニアム恐るべし!
楽器店併設スペースでの演奏会は、会場が小さくて演奏者と聴衆の距離が近くて、臨場感を大切にしたい私には見応えがある。
また、今回のように特殊な楽器だけのコンサートなど、大観衆は期待できない演目でも、比較的開催しやすいはず。
そして何より、チケット代がお手頃(←これ重要!試験に出ます🧐🧐)
プロの生演奏を聴く機会は、富裕層だけでなく、私のようになけなしの貯金を取り崩し、爪に火を灯して生活する人間にも開かれ続けて欲しいから。
楽器店さん、頑張って❣️