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BOLERO

最近、ラヴェルのボレロにハマっている。

何気なく観たYouTubeがきっかけ。
「へぇー、女性の指揮者さんなんだー」という軽い気持ちで。

最初は小太鼓のピアニッシモがどこからか聴こえてくる。
このリズムはダイナミクスの変化をつけながら最後まで一定。
とんでもない集中力だ。

私のメイン楽器であるフルートからメロディが始まる。
あんなに芯があって、しかも繊細で優雅な音が出せたらいいな。

その後はクラリネット、オーボエダモーレなどが各々の味を出す。
そして、テナーサックスが使われるのはいかにもラヴェルだ。

♪♪♪♪♪♪
指揮者の動きがだんだん大きくなる。
身体全体でダンスするかのように。
顔の表現も七変化する様子に引き込まれる。

指揮者がぶつける表現に応えるように、奏者の演奏も個性的で観ていて飽きない。
特にコンマスの方、前後に身体動かし過ぎでは…と思うほど激しい。
(後ろにそっくり返ってイスごと倒れれないかが心配になる)

この動画をもう100回は観ただろうか。
楽譜を手元に置きたくなって、楽器屋さんで購入。

楽譜どおりだとピッコロが2本だったり、ソプラノサックスの他にソプラニーノサックスの指定もあるんだという発見もあって楽しい。

ボレロは単調でつまらないという先入観があったが、こんなに楽器のバリエーションと強弱の醸し出す豊かさが面白い楽曲だったのだと知った。
他のオーケストラや指揮者のボレロも楽しみたい。

映画も観たいが、それよりもライブでのオケ演奏を聴いてみたい。いわゆる一流の、チケットがお高いオケでなく、ハイアマチュアくらいでいいからお手頃価格で。


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