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ファゴット(バスーン)のコンサート🎵
楽器店併設のホールでファゴットのコンサートに行ってきた。
大阪フィル・ファゴット主席の久住さん。
ファゴットのことは全く知らない。
知らないなら尚更聴こうではないか!
お店に電話したら当日券ありとのこと。
大きなホールは緊張感がなくて寝落ちするので、室内楽サイズがベスト。
「会員様だと割引になります。」→「違うと思います」と即答したが、以前何かのカードをもらった記憶が蘇った。
「◯◯カードというのがありました!」と伝えて500円割引😄
席は例によって最前列の真ん中に陣取る。
視力が弱視スレスレで見えないし、遠いと寝落ちの心配もあるし。
いざ、コンサート開幕。
空席はチラホラあるが、演奏者を迎える拍手は大きかった。
久住さん、写真がちょっとイカついので、オラオラ系かと思ったら違った🙏
語り口もお声もとても優しいジェントルマンでした。
そして、良き父親でした。
初共演のバイオリニストは娘さん!
某音大附属の高校生だそう。
久住さんはジストニアに悩まされていた時期があり、娘さんのレッスンや上達過程にほとんど関われなかったらしい。
「そんな父との共演を素直に引き受けてくれたことが嬉しい」と久住さん。
ファゴットの生音をしっかりと聴いたのは初めて。
こだわりの楽器は、日本には1台、世界にも3台しかない特別モデルだそう。
タイトル「バスニスト」のとおり、とにかく低音がカッコいい。
その上、速いパッセージで音階を駆け上がったり、いきなり高音域に跳躍したりと、見せ場もたくさんあった。
娘さんのバイオリンも素敵すぎ💓
バイオリンは幼少期に始めるケースが多いので、持ち前のセンスやレッスンによっては、音大生より上手い高校生がいてもおかしくないですね。
忘れてならないのは、ピアニストの永原さん。
腕や上体は柔らかく動いているのに、音に芯がある感じ。
伴奏に徹するときは静かに穏やかに。
盛り上げる場面では、聴衆の心を射抜くような伸びと太さのある音に。
とにかく自由自在に音を操っておられた。
久住さん親娘を大きく包んでサポートしていた永原さん。
影のMVPかも!
曲はモーツァルト、ベートーヴェンから始まり、最後はサン=サーンス。
「80歳を超えたサン=サーンスが作曲した曲。その歳で作曲した彼の気持ちは分かりませんが、これが4◯歳の私の演奏です!」の言葉が良かった。
大きなホールより室内楽サイズの会場が好き。
これからも、小規模な演奏会を探してみようと思う。