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マルゲリータが、通常メニューにないピザ屋

ピザのメニューといえば、何を真っ先に思い浮かべますか?

そう、マルゲリータ🍅ですよね。

私自身もいろいろなピザ屋に食べに行きますが、マルゲリータがメニューにないお店って聞いたことないし、見たことありません。

しかし、当店minori pizzaではマルゲリータは夏季のみ登場する期間限定メニューとなっております。通年提供するグランドメニューには入っていないのです。

一日一回以上はお客様に聞かれます。「マルゲリータないの?」って。

それでもマルゲリータを通年メニューにしないのは理由があります。

それは、ここでしか味わえないピザを提供したいから。

正直トマトやバジルは探せばいくらでも通年仕入れることはできます。

クリックひとつでなんでも手に入るこの時代だからこそ、食材の旬を待つ楽しみや、そこに行かないと体験できない嬉しい経験を少しでも多くのお客様に感じてもらいたいと思っています。

だから当店では
トマトが完熟で採れる
バジルが元気いっぱいに香り立つ
牛が青々とした牧草を食べて健康的なミルクを出す夏の時期だけ

これらの食材を使ったマルゲリータを提供したいと考えています。

近隣の牧場さんから、生乳を仕入れて自分でモッツァレラチーズをつくっていますが、チーズって牛乳からできているんだって、この時期になると強く感じます。
当たり前のことだけど、
牧場が違えば味が違う。
牛が違えば味が違う。
季節が違えば味が違う。
農産物って本来そういうものだと思うんです。

流通に乗せるために規格を揃えたり、品種を改良したり。あ、でもこれも日本の農業を支える立派な仕組みだと思います。本当に感謝しています。

でもうちみたいな小さなピザ屋は、自分たちにしかできないことを、小さくてもしていきたいなぁと日々思います。

ミルクの香りや味がしっかり味わえる新鮮なチーズをぜひ食べに来てください!

それではまた!

みのピ店主

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北海道帯広市出身
学生時代はラグビーとお酒に熱中し、社会に出てからは気合と根性だけで20代を駆け抜け、30代は少しでも地に足がついた父ちゃんになりたいと願っています。

札幌の大学を卒業後、東京の居酒屋チェーンで店長などを経験した後、妻(札幌出身)とともに十勝へUターン移住しました。

地域おこし協力隊として任期満了まで、地鶏の生産・加工の仕事に携わりました。この時期に週末副業でピザのキッチンカーをスタートしました。

卒業後の現在も、平日はサラリーマンをしながら、週末ピザ屋というスタイルでなんとかやっています。
自らのピザ事業を少しずつ拡大させることを目標にしながら、会社員としてエゾ鹿の一時養鹿・食肉加工・缶詰製造の仕事を経験させて頂いています。

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