9/29(日) 果樹園 圃場観察
(※果樹園の投稿が停滞しておりすみません m_ _m
かなり時間がさかのぼってしまいますがご容赦ください)
ヤマソービニョンの収穫が終わり、今期のぶどうの作業もかなり終盤になってきたので、来期のために現状把握のための圃場観察を行いました。
一番気になるのはぶどうの木の根元です。
というのも今年は時間が無くてガットサイドの塗布が出来なかったためです。
前から気になっていたものの、現実逃避でちゃんと見ていなかったのですが、鎌を片手に草をかき分けて全部の木の根元を調べてみました。
するとやはり…
これはシャインマスカットの根元です。
今年2年目でしたが、全然枝が伸びず、何か変だなと思っていたら案の定この通り根元がやられていました。
周りだけでなく、幹の中も長い穴が開いているようでして、もうこの木は駄目ですね…。
来春に別の苗木に植え替えしようと思います。
と、その隣に植えていたソーヴィニョンブランを見ると、
こちらにも大きな穴が空いてました。この木は4年目でやっとこれから本格的に収穫出来ると思っていたのに…。ソーヴィニョンブランは去年も1本やられたので木が減っておりめちゃくちゃ痛手です。
次を見に行こうとしたところ何やら草の上をコソコソ歩く黒くて細長いやつが。捕まえてみると…。
見たことがなかったのですぐにネットで調べたところ、マイマイカブリという昆虫でした。
カタツムリを食べるそうです。そういえば最近ぶどうにカタツムリの殻がよく着いてました。こいつが食べてたんですね。
お尻から毒を噴き出すらしく目にかかると失明することもあるらしいです。全然知らずに結構間近で見ちゃってました。
マイマイカブリを逃した後は甲州の根元をチェックしてみました。
幹の周りが白いもので覆われていました。
おそらくカビの一種なのではないかと思います。
甲州は毎年べと病の被害が酷く、なかなかまともな実を収穫するまでに至りません。
もしかすると木全体がカビに侵されているのかもしれません。来年どうするか…。ひとまずこの後この白い塊を地道に手で除去しました。
その後ふとぶどう以外の木を見てみると、なんと、ポポーの木が一本枯れているじゃありませんか!
まさかと思い根元を見てみると…
やっぱりやられてました…泣
ポポーは私がこの畑を引き継ぐ前から育てられてきた木だったので樹齢はかなり長かったと思います。
ガットサイド塗布未実行の影響が非常に大きく出てしまった年となってしまいました…。
悪さをしたのは、カミキリムシ、コウモリガなどの幼虫だと思われます。
来年は必ずガットサイド やろうと思います。もう遅いですが…。