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自分に戻る日、6月11日(土)
私の好きな占い師さんが、
今日は自分に戻る日と言っていました。
朝に見た時は、イマイチピンと来ませんでした。
でも朝からのバイトで
あっ、これは。と気づいてしまいました。
自分に戻るとは、吉本ばななさんが言うように
「ノイズをとっていく」
ということなんだろうと気づきました。
私にとってのノイズは、
常識や一般的にこうでしょと思っている考え方。
私は今年の春上京して、
高いビルの、人気でずっと満席状態の飲食店でバイトをはじめました。
終わりが見えない、
ただ目の前にある仕事(フォークを拭いたり、お料理を運んだり)を勤務時間内にこなすだけの仕事。
自分、何してるんだろう。
何のためにしてるんだろう。
ふと昨日と今日と、気づいてしまいました。
さらには
なんで「長」がつく人は上で、
それ以外は下っ端としてより動かなければいけないんだろう。
なんでお客様が上で
サービスする側が下なんだろう。
「美しき緑の星」という映画と本を読んでからというもの、上下、優劣、比較することがもうよくわからなりました。
正確に言うと、よりわからなくなりました。
何のためにっていう話で、
私はお金のために働くことができないんです。
目的がお金になっちゃうと何もやる気が出なくなっちゃって、お金を貯めた後の自分へのご褒美を考えても、
その仕事が楽しくなければ無理なんです。
その理由は、働いた分がお金として戻ってくるので
ちょっとでも嫌だなとか、仕事に対する誠実さが欠けちゃうと素直にお金を受け取れなくなってしまいます。
そんなの誰も知らないし、時給なんてみんな同額なのにね。
本来の自分を取り戻す。
ほんとうは店側ではなく、お客として楽しみたい。
不特定多数にサービスするのではなくて、少数で1人一人に向き合ったサービスをしたい。
誰かの作品を運ぶ役じゃなくて、自分が生み出した作品で人を感動させたい。
アーティストになりたい。
舞台に立っていたい。
そんな心のなかにいた、自分の自分に気づくことのできた1日でした。
ありがとう。
今の仕事が終わるまで、あと2日勤務。
どういう気持ちで向き合おう。
いや、ただ目の前にあることを1つずつ、
心を込めて成していこう。