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子どもの「せいいっぱい」が読み取れた。~愛05&固着した悪意の解体 気功体験談~

一義流気功 伊深気療院セラピストです。現在見習い中のため、営業はまだしておりません。今回は私の気功体験談を書いてみたいと思います。(個人が特定されないよう、設定などは変えてあります)

私が小池先生のところで気功を受けた5年後くらいの話です。

最初の気功で
 愛05 7→10
 悪意  2→0
にしてもらいました。

私はもともと高校で教師をしていました。体調を崩して辞めていますが、資格はまだ持っています。あるとき教師時代につながりがあった先生から呼ばれて、代替教員として半年間また高校で働く機会がありました。

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最初の授業で

4月のまだ生徒と出会ったばかりの頃。最初の授業で

「教科書と、副教材を毎回持ってきてね」

と伝えたら、2回目の授業ではみんな忘れずに持ってきてくれたのですが、
3回目の授業で副教材を忘れてしまった子が一人。

「え、毎回いるなんて、聞いてないよ!」

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そしてクラスはこんな感じの微妙な空気に。

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さて私はここで、どんなふうに応じたでしょう?
ちなみにこの子は「発達障害(グレーゾーン)かも?」というようなことを他の先生から伺っていました。

以前の自分なら

教師を辞める前、5年以上前の自分なら、たぶんこんな風だったと思います。
副教材は「毎回いる」と最初に言いました。それを「聞いてない」と言われたことについて「教師の落ち度にすり替えられている」と考えたと思います。そして「この子に授業の規律を乱されてはいけない」と考えたと思います。だから、強い口調で

「いや、副教材も毎回いるって言ったよね」

と、その子に言ったと思います。

実際の反応

しかしそのとき私は、別の反応をしました。
まずよく見ると、その子以外の子はみんな教材を忘れずに持ってきています。教師の側に落ち度がないことは明らかです。
そして同時に、なんとなくその子がパニックに移行しそうな雰囲気をかすかに読み取りました。

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そこで、その子にこう言いました。

「そうだったの、職員室に戻れば今日の分だけコピーをあげられるから、ちょっと待ってて」
そして職員室へダッシュしました。

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教室へ戻ってきてその子にコピーを渡し、その後は何もなかったように授業を進めました。
次の授業からはもう、その子は一度も教材を忘れませんでした。

「固着した悪意の解体」の効果

あとから考えると、自分の反応のしかたが以前と違ったわけは気功の効果にあると思います。一つは「固着した悪意の解体」気功の効果です。

「固着した悪意」は「純粋な攻撃性」のことです。「固着した悪意」を抱えていると

「攻撃性が強くなる」

「被害感が強くなる」

という二つの影響を受けます。

気功メニューの説明はこちらをご覧ください。(記事の末尾にも同じリンクがあります)

生徒の「聞いてないよ!」という言葉を「教師の落ち度にすり替えられた」と受け取るとしたら、それは「固着した悪意」の影響で「被害感が強くなっている」ということです。
生徒の側に教師を攻撃する意図があるかどうか、実際のところは分かりません。しかし教師の側に「固着した悪意」(=純粋な攻撃性)があると、相手にも「攻撃性があるのでは」と勝手に読み取ってしまいます。
すると、「生徒が故意に教師を困らせることを言っている」と読み取ってしまうわけです。

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その後「授業の規律を乱されないようにしなくては」と考え、生徒に強い口調で注意するとしたら、それは自分の「被害感」に自分の「攻撃性」が反応しているということです。

私の悪意の数はもともと「2」でした。これは数としては少ない部類ですが、それでも「0」なのとはやはり違います。

「悪意」とは「純粋な攻撃性」のことです。
「純粋な攻撃性」とは「何でも良いから攻撃したい」という欲求です。この欲求は、「固着した悪意」の持ち主が何か苦痛や動揺を感じた時に勝手に発動してしまいます。
そこへ「理性」が加担して「授業の規律を乱されないようにしなくては」とかいう理由をくっつけたとしても、それはただの「あとづけ」です。
生徒が「授業の規律を乱すため」に発言しているかどうかなんて、実際のところは分からないわけですから。

生徒の立場に立ってみると

忘れ物をした子は「発達障害(グレーゾーン)かもしれない」という前情報があります。
そして「(教材が)毎回いるなんて聞いてないよ!」と言いながらパニックに移行しそうな雰囲気もありました。

生徒の立場に立ってみると、「忘れ物をしてしまった」という自分の失敗に耐えられず、そのことで頭がいっぱいになってしまったのではないでしょうか。そこで教師から強く注意されでもすると、あるいは本当にパニックになってしまっていたかもしれません。

実際にそれ以降その子は一度も教材を忘れなかったので、やはりこの時強く注意しなくて正解だったと思います。

「発達障害」の中身は他の先生からも聞いていませんでしたが、発達障害がある子の中には小さなことがトラウマになってしまう子もいます。ほとんど初対面の教師から叱られでもすると、その後は関係を築くのが難しくなっていたかもしれません。

授業のあとで学年主任の先生に聞いてみました。

(私)「あの子はパニック経験あるんですか」

(学年主任)「高校ではないよ。でも中学校ではあったと聞いているよ」

「愛05」の効果

生徒が「え、毎回(教材が)いるなんて聞いてないよ!」と言った時、私は自分に落ち度がないことが直感できました。それは私の愛05値が「10(満タン)」だったからだと思います。

愛05気功には、

「自己肯定感が強くなる」

「他者への共感力が強くなる」

という二つの効果があります。

気功メニューの説明はこちらをご覧ください。(記事の末尾にも同じリンクがあります)

過去の私なら「聞いてないよ!」と言われて「えっ、言ってないのかな?」と一瞬動揺してしまったかもしれません。私の愛05値は「7」で、そこまで低い数値ではありませんでしたが、それでも「10(満タン)」なのとは違います。
特に教師になったばかりの頃なら、経験の少なさも手伝って、自信がなくなって動揺してしまっただろうと思います。

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愛05値が「10(満タン)」になった私は、いつでも「自分が自分なりにせいいっぱいやっている」ということを直感できています。
だから、「相手も(自分と同じように)せいいっぱいやっているんだろう」ということも直感できます。

生徒の立場に立ってみると

生徒の立場に立つと「聞いてなかった」というのは本当かもしれません。初回の授業はたくさん連絡することがあるので、
「副教材を持ってくる」
というのが「毎回」の話なのか、それとも必要な時だけ連絡があるのか、よく聞いていなくて分からなくなってしまったのかもしれません。

反応が速くなった

と、ここまで書いてきた様々なことを私はその場で瞬時に考えていました。これは
「自分に自信がない(落ち度があるかもしれない)」
とか
「生徒になめられてはいけない」
とかいう、いわば自分に固執するような余計な感情がなかったからだと思います。
もしも以前のように自分に固執するような感情にとらわれていたら、目の前の子がパニックを起こしそうかどうかということも察知できなかったと思います。

気功の力

後から考えると「どうしてそんなにも速く反応できたのかな」と自分でも驚くくらいでした。私は体調を崩して教師を辞めていますが、その後ふたたび高校の教壇に立つまでほぼ5年間くらい療養していました。その間仕事といえば(いつ辞めてもいいような)学習塾の講師をほそぼそとやるのがやっとでした。しかも個別指導です。生徒と一対一で、集団指導と比べるとかなり楽なので、学校で起きるような苦労は全然していません。

それなのに学校へ戻ってきたら過去の自分とは全然違う教師になっていました。

自分で「自分を変えよう」と思っただけで、上記のような変化は遂げられなかったと思います。もちろん「自分を変えたい」とは思っていましたが、そこへ気功の効果が加わって自分に固執するような余計な感情がなくなり、教師として良い方向に変わることができたと思っています。

気功メニュー「愛05」と「固着した悪意の解体」のセットは、特に子どもに関わる立場にある方に効果をもたらすと私は考えています。

私などはこのとき週に2日勤務するだけの臨時教員で、重要な仕事は全然やってません。
今の職場で重要なお仕事をされている先生に、あるいはこれから重要なお仕事をされる先生に、ぜひ試していただきたいセットメニューです。

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参考記事(メニュー説明)

当記事に登場した気功メニューの説明は、以下のリンクからご覧ください。

固着した悪意の解体

愛05


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