30歳♀酒クズの半生(8、処女喪失編)
前のお話の続き。
中学2年生のとき。
おばあちゃんが死んじゃってから、
おじいちゃんは本当に元気がなかった。
私たちの前ではできるだけ笑顔を作っていたけど、
溜息ばかりついてたし、ご飯もあんまり食べなくなってた。
家の事は私と妹でやるようにはしてたんだけど、
おじいちゃんは座ってテレビを見て、1日動かないみたいな日が増えてた。
ある日おじいちゃんが急に、老人ホームに行きたいと言い出した。
私たちはおじいちゃんしか身内がいないし、離れたくないと言ったけど、
私たちに迷惑かけたくないから、決めた事だ、と頑固だった。
ちゃんと決まるまで生活費の事とか色々あったけど、
最終的に私たちが折れて、結局家からそんなに遠くない老人ホームに入る事に決まった。
おじいちゃんと一緒に住まなくなってから、
妹と喧嘩する事が増えた。
私は姉としてしっかりしないと、という気持ちが強くて、
妹はそれがいやだったらしい。
たぶん口うるさかったんだと思うw
それから妹が友達の家に泊まる事が増えて、
あまり家に帰ってこなくなり始めた。
私も一人が寂しくて、友達の家に泊まったり、
夜中まで外で遊びだして、家に帰らない事が増えた。
時々、おじいちゃんに会いに行ってた。
おじいちゃんは家にいるときより少し元気になってて、
安心したのもあるけど私たちが負担になってたのかなと思う事もあった。
中学3年生のとき。
この頃、妹はほとんど家に帰ってこなくなったんだけど、
学校でたまに顔は見てて、生存確認はできてたから、全然気にしなかった。
おじいちゃんのところにも行ってたみたいだし。
私は夜遊び仲間が増えていって彼氏も出来た。
彼氏は私と同じで両親がいなくて、とても優しくて、いつも私を一番に考えてくれてた。
束縛も結構強かったんだけど、それが愛されてるんだと勘違いしていた若い私もいたw
このときはただただ遊ぶ事が楽しくて、
と言ってもみんなお金がないから誰かの家でワイワイしてるか、
夜公園で話してるとかそんなもんだったけど、
どこかにあった寂しい気持ちを紛らせていたのかもって思う。
夏休み。
学校が休みなのもあって、朝から晩まで遊んでた。
そしてサクっと処女を喪失した。
痛かった以外ないくらい全然良いものではなかったけど、
そのときは何か嬉しかった。
ちなみに挿入して15秒くらいで終わったw
私は高校に行くつもりがなくて、
彼氏も親戚の工場に就職するって言ってた。
卒業して結婚しようって話をしてて、
将来の事を色々話してすごく楽しかった。
実は、おじいちゃんからは高校に行ってほしいと言われてたけど、
本当に何も考えてなかった私は、卒業して仕事すると言い張ってた。
この時のバカな私を20時間くらい説教したいです。
続く
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