30歳♀酒クズの半生(5)
前のお話の続き。
夏休みがあけて、もちろん悲しい気持ちはあったけど、
学校に行くことで友達がいて、楽しくて、日常を取り戻している気はしてた。
家でも、じじばばが面倒を見てくれて、特に不自由はしてなかった。
寂しかったけど。
パパは朝早くから仕事に行って、夜は遅く帰ってきてたから、
ほとんど話す機会はなかったけど、
休みの日は遊びに連れて行ってくれたり、一緒に買い物したり、
ママがいない生活にも慣れてきた。
でも、パパはあまり笑わないようになってた。
小学校6年生になり、家の手伝いもできるようになった私と妹。
じじばばが楽できるように、出来る限り家事をするようにしてた。
学校の友達とも楽しくやれてて、特に変わった事はなかった。
おマセなかおりちゃんのお陰でオ〇ニーを覚えた事くらいかな。
3学期に入ってから、パパが家に帰ってこない日が増えてきた。
おマセなかおりちゃんのお陰で多少の大人思考になってる私は、
彼女でも出来たんだろう、ってあまり気にしてなかった。
妹は寂しそうだったけど。
結局、卒業式を最後に、パパは二度と帰ってこなかった。
続く