Minori

北海道に移住してきたテックメディアのライターです。生産現場で何が必要とされているかまだ掴めていないのですが、とりあえず最近見聞きした農業&漁業に関連するスタートアップや技術を紹介したいと思います。

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北海道に移住してきたテックメディアのライターです。生産現場で何が必要とされているかまだ掴めていないのですが、とりあえず最近見聞きした農業&漁業に関連するスタートアップや技術を紹介したいと思います。

最近の記事

漁師さんと消費者の声を徹底的に聞く。海産物の流通プラットフォーム「Blue Lobster」

デンマークを拠点とする「Blue Lobster」は漁業における流通を変革する、低環境負荷で公正な海産物を売買するためのプラットフォームを提供している。 仕組みはシンプルで、漁師さんが獲った魚をアプリ上にアップして、購入者はアプリ上で欲しい魚を探すことができる。もし欲しい魚がない場合は漁師さんにリクエストを送り、次に獲った時に知らせてくれる仕組みもある。 買い手は主に、食堂、レストラン、個人顧客など、地元のお店が多い。直接やりとりを行うことで、通常1週間程度かかっている流

    • 農場を再生する。コンサルティング&農家コミュニティ「Climate Farmers」

      リジェネラティブ農業(環境再生型農業)として耳にするようになった農法。農地の土壌をただ健康的に保つのではなく、土壌を修復・改善しながら自然環境の回復に繋げることを目指す農業を指している(参考)。 土壌の健全性を回復させることで、土壌や植物バイオマスに含まれる炭素の量を増やし、二酸化炭素を固定することができる。また、土壌が健全であれば、気候変動の影響に強くなり、収量も増加するため、経済的な安定にもつながるとされている(参照)。 しかしながら、再生型農業への転換には初期コスト

      • 鳥の鳴き声から農地の生物多様性を計測する「Chirrup.ai」

        普段何気なく耳にする鳥のさえずり。実はそのさえずりからその場所の生物多様性を評価することできてしまう。 「Chirrup.ai」が提供するのは、鳥の鳴き声を録音するコンパクトな機械と、それを分析するAIである。録音された鳥の鳴き声を分析し、農場に何種類の鳥が繁殖しているかをグラフ化する。鳥の種類や生息数は、地上に生息する虫や種子の多様性、そして土中の生物の豊かさを反映しているのである。 手ごろな価格で、効果的で、利用しやすい。どんな農場でも、生物多様性を科学的に測定するこ

      • 漁師さんと消費者の声を徹底的に聞く。海産物の流通プラットフォーム「Blue Lobster」

      • 農場を再生する。コンサルティング&農家コミュニティ「Climate Farmers」

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