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海外協力隊を始める前と終えた後の考え方

海外協力隊に申し込んだ大きな理由の1つは、自分を変えたいと思っていたからです。言葉もろくに喋れない環境に身をおけば何か変わるだろう。変えていこうという気持ちでした。

協力隊のスローガンに「いつか世界を変える力になる」というのがありますが、世界も自分も変えたいと本気で思っていました。

実際に何を変化させたかったといいますと、人とのコミュニケーションの部分と、口だけではなく行動力を身に着けたいという部分です。正直、応募前はこのままでは人生ダメだと思っていました。

ただ、実際に現地に行ってみると、等身大の自分を受け入れてもらいたいなと思う気持ちが大きくなり、自分をあまり変えようとは思わなくなりました。これは、自分と現地の人との文化や価値観が大きく違うので、そもそも自分を変える必要があるのかという点と、言葉がなかなかうまくならず余裕がなかったという事もあります。

変えるつもりだったのが、変えなくていいという正反対の考え方になりました。元々の問題を解決しようと思っていたら、その問題が問題ですらなくなりました。ようやく自分を自分で受け入れられそうです。なんだか長い思春期がようやく終わった感じがしています。

実は、思春期と言うのは自分でも良くわかっていなかったのですが、帰国後に下の漫画を読んで、私の協力隊の活動は思春期だったのかと思いました。この歳になってまだ思春期かとちょっと恥ずかしい気持ちもありますが、今はすっきりした気持ちです。

なんだかようやく人生の準備が整ったような気がしています。

今後の人生をめいっぱい楽しみたいと思います。残り全部バケーションです。





2019年4月からドミニカ共和国で青年海外協力隊で2年間省エネの活動をしてきます。合宿入所から活動終了までの約800日毎日更新します。