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【遺跡発掘】10年前に書いたレビュー:ブルーもしくはブルー【図書室(2冊目)】

しかし、急に殴られるなんて
殴るならあのヒドいレビューを書いたやつを殴れよ

ん?
ラカニト喰らわせてやろうか?
ってなんのはなし。
#ギルの迷宮

気を取りなおして
レビュー2冊目 
今もよく出るブルーもしくはブルー

ドラマ化もされた好きな作品

エントリーNo.2 レビュー(2冊目)
2011年の作品

【再読レビュー】ブルーもしくはブルー【恋愛ホラー?】

ファンタジーかもね

というわけでひょんな理由から読んでしまったブルーもしくはブルー

作家は【山本文緒】
92年の作品です

いろいろと戦いすぎてレビューが遅くなりました(笑)

感想は題名がカッコいいよね

ブルーもしくはブルー

この題名が作品名ではなくて一つの言葉になってるよね


中身はまあ20年も経つ本にネタバレも何もないんだろうけど
ネタバレするので読んでないから読みたいなと思ったらここまでね↑↑↑

冷静と情熱のあいだ

と対(パラレル)で読むことがホントに楽しかったです

いろんな意味で

脳科学者
苫米地さんが言ってる

過去の選択肢を振り替える時は最悪のことを考えよう

というのがよくわかるそんな話

苫米地さんの言葉を解説すると

よく昔を振り替えって

「今の会社じゃなくてあの会社に就職してたらなあ」
『あの人と結婚していたらなあ』

「『幸せだっただろうなあ』」

と過去の人生の分岐点を振り替えってあっちが良かったな

って後悔したり妄想したりするよね

その妄想の答えを最悪のものにする
という話

幸せだっただろうなあ、ではなくて

「過労死してたな」
『喧嘩して殺されてたな』

とこんな感じ

ん?なになに?

んなわけないって?

そう
んなわけないよね

けど
幸せだったのも
んなわけない

だってどっちも

【起きてないし起こり得ないことだから】

ちゃんちゃん

というわけで苫米地さんココまで


冷静と情熱のあいだは昔、別れた恋人を二人の視点から描くのに対して

ブルーは
一人の視点から両方描く

そう両方やってみるのである

一人のブルーが二人に分裂して
佐々木と結婚したブルーと河見と結婚したブルーが存在する話

最後ブルー同士でやりあうのがまさに「戦慄のブルー」だし

途中「限りなく透明に近いブルー」みたいに消えてみたりするが

さすがにサイバーブルーまではいかない

ブルーって言いたいだけ

ブルー何回目だ!

まあ結局後悔した過去をやり直してもそこには悲惨な結末しかないわけで
それをミも蓋も遠慮もなく書いちゃうのが山本さんなんだろうけど
あらためて読むと
妙にしっくりきた

誰かの言葉が頭を巡る

今日が一番良い
明日はもっと良い
明後日はさらに良い


とはいえ
私も後悔したり振り返ったりするのが好きなわけで

私の場合は東京に転勤するかどうかで転職したことがある

あの時、東京行ってたらどうなったかな
と妄想したことはある

そんなとき
ブルーの声が聞こえる

「どっちを選んでても大差あるわけないじゃない。どっちもあなたなんだから」


山本さんそれは冷静いや冷酷すぎませんか?

ではまた近々

────────────────
ブルーもしくはブルー
好きだったなあ。

この前に「冷静と情熱のあいだ」を読んでて
それの対比として書いてる。

冷静と情熱のあいだのレビューはまた別の機会
#っている

もし、あのとき、あちらの選択をしていたら
だれもが思うことをちょっと怖く描いてるブルー

いま読んだらどうなるんだろ?
このときは東京転勤がターニングポイントとして書いてあるけどいまだとどこかな。

この10年であらたな分かれ道あったのかな。

あなたのターニングポイントはどこですか?
500円払ったら戻れるとしたら戻りますか?
#知ってるワイフ

おいっ!むかしのレビューに感動して
まともになってるじゃねえか。

ゼロに見つかる前にもどるぜ。
マロール(転移)!!

また、どこかで!!
#また来週

---------------
最後までありがとな。

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八田 零 ∣ゼロ
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