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「文章力を鍛える」 "具体的に書く" 抽象に負けない

「行動は人生を変える」
こんばんは。ゼロです。

今回のテーマは、文章力を鍛える
読みやすい文章のコツをテーマに書きたいと思います。
ビジネス文書が対象です。


こちらの文字起こし

具体的に書く。
具体的に話そうとして迷子になっています。
ご了承ください。4/4 20:00公開です。

■ 文章力を鍛える 第7回

「文章力を鍛える」Kindleで編集しています。
その2巻に収録予定の内容を話したいと思います。

文章力を鍛える。
具体と抽象。

■ 具体的に書こう

文章力以前の「伝える力」かもしれません。
抽象表現になっていないか?
抽象度が高いと読む人の解釈にかなり幅がでるため
伝わりにくい文章になります。

例えば本屋の文章を作りましょう。

地域の本屋では、売り上げを上げるために新しい取り組みが必要です。その取り組みが成功すれば、来店者が増えるでしょう。

抽象度が高すぎる

一見、まともに見えても内容がありません。
営業に置き換えても同じような文章になります。
仕事の報告がこのようになっていないか見直してみましょう。

売り上げを上げるために、営業活動に力を入れます。 

何をするのか?

抽象的すぎます。
営業活動に力を入れます。
前提や定義が伝わりません。

営業活動とは?
力を入れるとは?
売り上げを上げるとは?

そんな文章は書きません。
と笑ってるあなた

ホントに大丈夫でしょうか?
仕事の報告や相談が抽象表現で溢れていないか見直してみてください。

仕事での抽象表現は、想像以上に多いです。
それらを具体的にする。具体的に伝えることが大切です。
※伝えることが大切という抽象

先ほどの本屋さんを具体的にしてみましょう。

明石の本屋での例え

明石市にある明石書店では売り上げるために新しい取り組みを始めました。
平積みコーナーの入口側の一角を「地元作家の特集コーナー」にしました。
明石市には芥川賞作家の上田さんやえほん作家の田中しんさんなどの著名な作家さんがたくさんいます。泉房穂前市長も有名です。
泉さんの「政治はケンカだ」などインパクトのある中心に本を並べました。地元の作家をアピールし売上が20パーセント増加しました。
今後は、サイン会やトークショーも企画しています。

文章力よりも具体と抽象の話です。

また、営業活動に力を入れます。

こちらも具体的に書き直しましょう。

営業の強化
目標:売上の20パーセント増
訪問件数の増加:既存の契約先の月1件訪問を2週間に1回の訪問へ変更。
対象は10件。新規の取引先訪問を週5件から週10件へ変更
活動量は2倍になります。
コンバージョン率は10%維持、売上20パーセント増を見込んでいます。

事例はフィクションです

■事例の注意事項

わかりやすく話すために事例をあげたものの
結局、本文がわからない。

例えしかなく本文が抜け落ちる。
そんなことがあります。
例えるよりも具体化が大切です。

私のいる介護業界で例文を考えてみます。

介護業界では、ケアプラン通りにプランが提供されていない
こんなおかしいことが起きています。 

ケアプラン通りにプランが提供されていない
これは業界以外の方にはわかりにくい。
何がおかしいのかも伝わりにくいため
例えをあげてわかりやすくします。

ラーメン屋に置き換えた例

ラーメンを頼んだのにチャーハンが出てたらおかしいですよね。
そんなおかしいことが介護業界では起きているんです。

おかしさは伝わりますが
肝心の何があったかはわかりません

これだと要望と違うことをされている。
ココまではわかりますが、それ以上伝わりません。

ここで話が終わることが多いです。
「結局、何ですか?」
おかしいことは分かった。ただ、問題の本質は伝わりません。

「ケアプラン通りにプランが提供されていないこと」の具体化例

ケアプランでは、トイレは、車椅子へ乗り換えトイレ誘導しトイレへ介助で移動して排泄を行うプランが計画されています。
実際は、車椅子へ誘導する、トイレに誘導するには人が足りないためオムツを履いてベッドで寝かされたままでした。
これでは同意したケアプランと違います。

具体的な話ができればラーメン屋の例えは必要ありません。

フィクションです。
事実ではありません。文章における例え話の一つです。ご了承ください。

■抽象表現は楽

これから頑張ります。
これから意識します。
これから力を入れます。

何をするのか?全くわかりません。
これでは伝わりません。

具体的に書きましょう。

営業の場合
訪問件数を週5件から10件に増やします。
そのために1日1時間外に出る時間を増やします。
これまで行っていたリスト管理をAさんに依頼しました。

■具体化の弊害

また、具体化すると文章が長くなりがちです。
要約が大切です。
 
「具体的にしすぎると長くなるので要約が大切です」
の表現が抽象的ですみません。

文章が長くなる例を具体的に書きます。

黄色い象印の水筒の中に入っているお茶をこのコップに注いでください。

水筒が山ほどあるのでしょうか

削ります

水筒からお茶を入れてください

水筒のお茶をいれてください だと
水筒にお茶を入れそうです

具体と抽象。抽象表現はスカスカな内容がない文章になります。
具体化は「伝わる文章を書くための重要なスキル」です。

ただ、具体化しすぎると、文章が間延びします。
まずは具体的に書く練習をして長くなれば削るを繰り返しましょう。

読み直して書き直す。トレーニングが必要です。

抽象的
「今日は友人と映画を見た」

具体的
「今日は中学の同級生で友人の〇〇と、〇〇市のイオンシネマで『52ヘルツのクジラたち』という杉咲花が主演の映画を見た」

ポイントは具体と抽象の違いに気づくこと
抽象表現は自分では気づきません。
抽象度が高くないか書いた文章を読み直しましょう。
抽象的すぎると感じたら書き直す。
その訓練を繰り返しましょう。

「文章力を鍛える」の第1巻はそろそろ発売予定です。
発売されたら、ぜひ読んでください。

今日もステキな一日になりそうですね。
楽しんでいきましょう。


Kindle出版しています。

その他のKindle↓

では、また

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八田 零 ∣ゼロ
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