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#7 AIを追求した先にある世界

こんにちは、Minoです。

DeepSeekがすごいと評判になったと思ったら、2025年1月28日にリリースしたアリババ社のAIモデル「Qwen2.5-Max」(クエン)は、GPT-4oやDeepSeek-V3を上回るスコアを記録したそうです。

連日、AI関連ニュースのアップデートが激しい毎日ですね。
今回は、そんな「AIを追求した先にある世界」について、ぼんやりとした妄想を言語化してみたいと思います。
AIエージェントがもたらす未来のコミュニケーションと、お金という概念のパラダイムシフトについて、現状の未来予想にお付き合いいただけますと幸いです。



AIを追求していく、とはどういうことか。

私は以下の2点がそれに当たると考えます。

①AI技術の革新(AGI、ASIの誕生に向けた進化)
②AI技術の普及(ごく一部のアーリーアダプターや大企業だけでなく、一般ユーザーや中小企業など世間一般=レイトマジョリティにも使われる状態)

①AI技術の革新

AGI( Artificial General Intelligence)に関して、ソフトバンクの孫さんは2024年10月のソフトバンクワールド特別講演にて、「2-3年後にやってくる」と発言しています。
すでに、Open AIが発表した「Chat GPT o1 Pro Mode」や「o3」によって、AGI実現は近いと噂されているので、ここは本当に孫さんの予言通り、2026-7年頃には登場してくるのだと思います。

AIとAGIの違いは何ですか?
今までのAIAGIとの違い
従来のAIは、特定のタスクや問題に特化したものであり、一つのプログラムやアルゴリズムで動作しており、限定的な範囲での活動が主でした。 一方、AGIは汎用的な知能を持つことで複数のタスクに対応できる、人間のような柔軟性を持っています

https://www.softbank.jp/biz/blog/business/articles/202310/what-is-agi/

②AI技術の普及

AGIが登場したとして、その廉価版はどう普及していくのか。
先日書いたNote↓でもDeepSeekを紹介しましたが、Open AIが提供するよりずっと安い価格でAPI提供されているようです。
※勝手ながら、人類が今まで用いてきた流通する道具・ツールの中で、AIが最も急激に価格が下がった部類に入るのではないかと思っています。
例:青銅器、鉄器、印刷機、自動車、インターネット、パソコン、スマホ

あくまで予想ですが、数か月~1年以内には今のChat-GPT o1 pro mode並みのモデルが無料に近い価格で利用できるようになっていると思われます。

AIエージェントがもたらす未来のコミュニケーション

①AI技術の革新と②AI技術の普及が進んだ、およそ5年から10年後の間には、今のAIとは一線を画す汎用人工知能=AGI(ここでは“AIエージェント"と呼びます)が、私たちの社会に深く溶け込み、日本人には馴染みのある「ドラえもん」のように人々の暮らしをサポートする未来が来ると想像しています。

その世界では、“AIエージェント”がユーザーと24時間・多方面でやり取りをする身近な存在となり、家族よりも自分をよく理解するなくてはならないパートナーとなるでしょう。また、ドラえもんと違うのは、AIエージェントがもはや本人に代わって他者(人間や他のAIエージェント)とコミュニケーションする主体になり、"本人"は希望を伝えるだけで相手にとって最適な話し方や言語で様々な交渉をしてくれるのではないかと。

Youtuber?の岡田斗司夫さんがゼミで引用していたのは、星新一さんのお話でした。詳しくはこちらの切り抜きをご覧ください。


私が言及した「ドラえもん」のような存在のAIエージェントは、あくまで言葉と音声の領域が人間に近いだけであって、ロボティクス=身体性がどれだけのように人間に近いレベルになるかは未知数です。もしかすると、「ミニドラ」のような小さなマスコット的なサイズが落としどころかもしれませんね。

先日、東京駅前の丸ビルにある期間限定ストアで見たLOVOT(らぼっと)も、思わず撫でたくなるかわいさで、小さな女の子が夢中になって遊んでました。キョロキョロと目が動くので、従来のペッパー君のようなロボット感は全く感じられないデザインになっています。

LOVOT(らぼっと)


「お金」という概念のパラダイムシフト

昨年のクリスマス時期、イーロン・マスクがXにポストしました。

     「AIは最終的にお金を無意味なものにするだろう」

イーロン・マスクと袂を分けたOpen AI社が営利に走る中、それを皮肉る意味でポストしたのでしょう。いずれにせよイーロン・マスク氏が示唆する通り、AIの進化によって生産性が極限まで高まり、コストがほぼゼロに近づいてくると、もはや「金銭」による価値の交換自体に意味がなくなるという世界は納得がいきます。想像するにお金の価値が薄くなる、というニュアンスの方が正しいかなと。

その世界においては、度々話題に出る「ベーシックインカム」の導入などの仕組みによって、誰もが最低限の生活を送れる社会になるのかもしれません。
いずれにせよ、AIの進化が労働や価値の対価である「お金」という概念も変えかねないという事は、株やNISAを政府が啓蒙・推進する現代に一石を投じる話と感じます。

のび太になろう

ここまで「AIを追求した先にある世界」として、AIエージェントがもたらす未来のコミュニケーションと、お金という概念のパラダイムシフトについての未来予想を書いてきました。
どんな未来が待っているかはわかりません。自動運転のように、当然ながら進化と共に様々な問題や課題が顕在化するでしょう。それでも、常に「こうだったら良いな」というポジティブ妄想を続けていきたいと思います。

以上、お付き合いいただきありがとうございました。

AIとの間に、のび太とドラえもんのような信頼関係がある未来は楽しそうだなぁ。
画像引用はドラえもん公式サイトより


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