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たびにでたはなし

じぶんごとの見つめ直しもかねて、友人と某所に旅に出ました。
だいたいどこかは分かってしまうと思うので、これはただの雑記です。

一泊二日で、いきたいところにのんびり行こう。いろいろあって大変だったから小休止しよう、が発端の旅でした。

いろんなものをみてきました。
人も、建物も、自然も、私が字面から思っていたものと違って、不思議な空間でした。あと、あまり調べなかったのも大きい。とりあえず行ってみて面白そうなものがあればそれでいいかも、なんて思ったり。もちろん同行者の方あってのことなので、それはそれ、なのですが。

若干の過疎観光地の空気も感じつつ、そこで生きているひとたちのプライドというか、ここで生きていくからには、という気概のような何かを感じました。一方で、ここを足がかりに、の雰囲気も感じて、なんだか不思議なマッチングをしてる街だなあと思いました。

私は地元がへんぴなところだったこともあり、こうして友人らとゆるだらと遊びにいくこと、とっても好きなのですが、これができるのもこれまで辛抱してたからなんだよなあと思うと、なんだか切なくなってきました。

これから諸々解禁されることもあるけれど、その中でやっぱり解禁されないことも、あるんだろうなとか、変わってしまうこともあるんだよな、とか思います。なにせ、自分が一番、変わってしまったというのもある。友人も、作品や物事の見方も、なにもかも。

その頃の自分に戻りたい気持ちもありますが、正直、今の自分の方が断然健康なので、そういう意味では戻りたくないんだと思います。たぶん。きっと。

愛したいとか愛するとか、わかってたらこんなに小説読んだり書いたりしてないんだよなぁと思ったりも、しました。

わかってしまったら、そこで筆を置いて、ふうと息をつく。そんな感じがします。
私はなにものかになりたかった。なれないのがわかっていて、なりたかった。

それは他人同士の間で愛をやりとりしているひとたちだったのだろうなと、私は思います。

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