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香肌峡もすっかり春の真ん中です。

街道沿いに古くから集落が点在している地域なので、春を祝うための桜は地域のあちこちにあるわあるわ。寺社仏閣も学校も橋の周りもダム湖も、目移りする美しさに溢れています。空気が澄んでいるからなのか川沿いの桜ってほんとに綺麗ですね。山の中でもあちこちピンクになっていますし、香肌の春は豊かな春です。

この地域に大規模な風力発電所建設計画を突き付けられてからもう8ヶ月になります。お粗末な住民説明会の後に広く署名活動を始めてから丸3ヶ月です。本当にいろいろなことがありながらも、なんとかまだ地域が分断もせずに、苦しいことばかりでもなく動いていられることに深い感謝が湧いてきます。春は気持ちも湧く季節ですね。

1月2月の署名は4,000筆ずつほどで、ありがたい賛同に感涙しながらも数としては思うようには進まなかったですが、3月以降どさっ、どさっと届くことが何度もありました。輪は確実に広がっていて、なんだか次の集計が期待されます。同じ地域では「もう書いたよ」の人の方が多くなってきました。活動をしてくれるそれぞれの方が、ゆかりの深い別の地域でこまめに集めてくれています。世の中、ホイホイとすぐ動く人ばかりでは決してなく、周りを見て遅れないように動く人、焦らして焦らして動く人、ほんとに最後に動く人など様々です。だからわりと長い期間を設けて、年度をまたいでの活動であることで、より多くの人に届きそうだなとわくわくしています。一喜一憂ありますが、踏ん張れる力があるのなら、擦り切れずに頑張れます。

なかなか進まなかった電子署名も、いよいよ1,000に届かんとしています。先ほど確認したら996でしたが、さて動くのはいつ?

1,000を超えるとまた表示が多くなるなどして、より集まりやすくなるようです。Web上なのでそんな仕組みも働くのでしょう。運営母体からのサポートメッセージもありました。今度の活動についてのヒントや、風力発電に関する他地域とつなげることもできるという申し出など、予想外に差し伸べられた手はなんだか大きな励みになりました。こんなこともこの活動がなければ気付くこともなかった人々のつながりやそれぞれの仕事の一つです。

Chenge.orgでの飯高の風力発電に中止を求めるキャンペーン

風力発電だけでなく、メガソーラー発電所建設にも多くの人が頭を抱えています。自然を守るといいながらの自然破壊である矛盾への声も大きくなってきました。自分たちの地域が助かればそれでいいとは思いません。本質を見通すのにどれだけのことができるのか。目指す未来は何なのか。何度も何度も問い続けています。

見守り応援してくれている皆様、いつも本当にありがとうございます。4月真ん中にはまた少し大きな動きがありそうなので、わかりやすく記録しておきたいです。

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