チラシ新旧比べ
まつさか香肌峡環境対策委員会と多くの頼もしい署名呼びかけ人、それとまたより多くの頼もしい人々のおかげで、飯高町の風力発電計画に疑問を抱き、計画の白紙撤回を求める署名活動が続いています。年末から始まったひと月程、香肌峡の豊かな自然環境を、そこで暮らす人々の様子が描かれたチラシを目にする機会もあったのではないでしょうか。
まだの方、初めましての方、要望の趣旨や全画像など委員会のHPからご覧になれます。どんな偶然にせよ、目を留めて頂いたことに感謝します。
さて、この活動チラシですが、ほんの一か所画像が変わりました。
こちらが最初に配布していたバージョン↓
次にバージョンアップされたものはこちら↓
よく見ると、ひとつ増えた素材がありますよ。
今の季節は姿を隠していますが、春になるとたくさんたくさん表れてくれる、香肌峡で暮らす大切な仲間です。苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、とてもきれいな色をしています。
もし山に囲まれて暮らしているのが人だけならば、そしてその人たち皆がもうすっかり山を眺めることもなく川に親しむこともなく、他の生き物を気に懸けることもしなくなって久しいのならば、山を切り崩して開発を進めることに何ら抵抗もないのかもしれません。実際遠く離れた地でそういう思いの人たちがいたから、大規模自然破壊を良しとするこのような計画が立ってしまったのでしょう。
見渡す限り人だけの世界。それもリアルではなくバーチャルがほとんどとなれば、山で暮らす生き物たちに興味を抱くこともないのかもしれません。大きな木に心を通わす体験が一度もなければ、原生林を切ることに何の抵抗もないのかもしれません。それについて深く考えることもないのでしょう。
けれど山に囲まれた美しい地域を訪れた人々は、鳥たちの姿や声に心が洗われ、のそっと出たり駆け抜けたりする獣たちの姿に目が開き、足元をちょろちょろっと動いた爬虫類の気配とも無縁ではなくなる体験をすることがままあります。川の生き物や草むらや木に止まった虫たちに目を輝かせる子供たちも多くいます。開発だけが豊かな未来ではないだろうなと思う人の声は、世界が無視できないほど大きくあってほしいと願います。
香肌峡で暮らす人々、縁がある人々、交流する人々、そしてこれから縁があって暮らすことになる多くの人々と、人以外の無数の命にとって、どんな場所を残していけばいいのでしょう。沢山の力が集まっています。元気玉のように、ふわりふわりと一つずつ着実に。活動状況、またご報告しますね。
画像比べの正解は、下部のトカゲさんでした!春になったらまた出会えますね。
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