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公開質問状が公開されています

松阪市飯高町の風力発電事業について事業者へ2月末に送付された公開質問状がまつさか香肌峡環境対策委員会のHPのNEWSコーナーで公開されています。

公開質問状全文はまつさか香肌峡環境対策委員会HPから 

事業者に対して委員会から回答して欲しいことを98項目に渡って述べてある迫力の文書です。

なぜこの地域で、住民にどのような理解を求めて、どんな経緯で、こんな急峻な地形に、どんな検討をして計画されたのかなど、細かく説明を求めています。

土砂災害のリスクや松阪市とのやり取り、残土処理や水害の対応、有事の際の保障の仕方など、何度も協議を重ねて抜けがない質問項目になっています。微妙に平仮名でぎこちない部分はありましたが、それ以外は多分。事業者が頻繁に使われる「配慮」に対する説明を具体的・科学的根拠を持って求める問い方なので、曖昧に濁していては計画を先に進めることは許さないぞと委員会の総意が表れています。

さて、どう回答が上がってくるのでしょうか。上がってこないでしょうか。「できるだけ配慮する」の羅列や「調査した上で回答する」の一点張りになるのでしょうか。そんな回答では通じないことをいい加減肝に銘じて、計画事業者の方々全員が、真剣に考えて頂きたいです。答えられないことを自身でわかってほしいです。もしかすると思いもよらなかったのかもしれませんが、どれだけのことをしようとしているのか、どれだけの災害を引き起こす恐れのある大それた計画であるのか、知らなかった、想像しなかったでは済まされない乱開発であることに、もういい加減気付いて自らの過失をなんとかしてほしいものです。逃げるという選択ばかりなことも予測されますが、そんな後ろめたさばかり重ねて、一体何がしたいのでしょう。

この計画が投げつけられてから住民たちの間で論議に費やした時間、周知活動の手間暇、少なからぬ金銭的負担、見解の微妙な相違による多大なストレス、そんなもの全部は、白紙撤回になればもはや許してしまえるのです。約束を破るばかりで、嘘で塗り固めるばかりで、問われていることにも知らんぷりを突き通さなければいけないお仕事なんて、選ばなくて済めばいいのですが。果たして誠意を持って対応されるのでしょうか。期待はせず、希望は捨てず、今後もできる限りの範囲で周知活動を続けていきます。




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