アザミの話
アザミという名の植物がある。
別名「トゲクサ」と言われ、その名の通り非常に棘が多い植物だ。
まぁ一度、写真を見てみてほしい。↓
まるでヤマアラシの様に、無数のトゲを持っている植物だ。
僕がいる島では何故か、このアザミがいたるところに生えている。見ない日はまず無いぐらい、身近にある植物だ。
このアザミ、羊飼いにとっては厄介な存在だ。
アザミは全方向に範囲を広げながら葉を伸ばす。僕がいる牧場では夏場、マトンを90頭近く放牧している。羊たちは上手いことアザミを避けて生活をしているが、そのアザミがあまりにも成長しすぎている。
写真を見ると分かるが、こんなに巨大になる。
そして、アザミの棘は非常に厄介だ。革手袋などは余裕で貫通し、ゴム長靴で踏んでも突き刺してくる場合がある。刺さるととんでもなく痛い。
とてもじゃないが、素手では触れない。駆除するのも一苦労だ。
今日はこのアザミと戦う一日だった。
アザミ刈りの際に活躍するのがブレードを搭載した巨大なトラクターだ。
明日もアザミと戦うんだろうなぁ。
このノートは一人前の羊飼いを目指す見習いの日記。
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今日も良い一日を。