初めましての方もいつもお世話になっている方もこんにちは。 今日はいかがお過ごしでしょう? 僕はこんな人です↓ ・元外資系5星ホテルマン ・元シーシャマン(シーシャを作る人) ・3カ国語話者 ・現在羊飼い見習い これだけ見ると、なんか凄そうな人だなって思われちゃうかもしれませんが 実際はすごい鈍臭いです。何をやってもうまくいかない、全く。 色々あって、現在羊飼いをしています。 このノートは、羊飼いという仕事の世界で働く人の日記です。 羊と触れ合えるシーシャカフェを開く
「牧場物語」というテレビゲームを知ってるだろうか。 動物や農作物を育てながら生活する、「どうぶつの森」の先駆けの様なゲームだ。 そのほのぼのした世界観が人気で、ロングセラーを誇るゲームだ。 はっきり言うが、このゲームの情景は幻想だ。 牧場勤務のリアルは全然違う。 もっと暇なのだ。 マジで書くことがなさすぎてnote更新してなかった。 ここ最近は朝5:30には目が覚める。早かったら3時とかに起きることがある。 家を出るのは7時。 起きてからは何となくYouTube
残暑厳しい一日だった。久しぶりに扇風機をつけた。今年最後の夏日だ。 前回の出荷はスムーズに誘導できた。今回も問題なく誘導する為に気を引き締めて挑む。 ↑前回の様子はこちらから。 前回の反省として、早くから仔羊と大人を同じ空間にいれると、仔羊がイジメられる状況が発生した。羊からしてみると、ある日突然、違う部屋に連れてこられる事がまずストレスな上、そこに見知らぬチビ羊がいたら仲良くなんてできない。無理もない話だろう。 今回の出荷のトラックに誘導する寸前まで、大人と仔羊は分
この本を手に入れたのは一つワケがある。 あるイベントを見に行った。書道のライブペイントのイベントだ。そこに古本屋さんが出店していた。一言で言うと凄くニッチな分野の本ばかり置いてあった。スピリチュアル・心理学・サブカルチャー・哲学、そんな顔ぶれのタイトルが目だって見えた。なんか面白そうだな、それぐらいのテンションで一冊買ってみた。 それがこの本…ってワケじゃない。残念ながら。 何気なく買った一冊がすごく面白くて、こんな本をもっとたくさん読みたい!という欲求が高まり、その古
ギックリ腰になってしまった。 少し無理して働きすぎたのか、やってしまった。背骨やら脊髄やらが鳴ってはいけない音を立てて傷ついてしまう、アレだ。 その瞬間は夜寝ている時に突然起こった。数日経った今でも鮮明に覚えている。 夢を見ていた。最初はすこぶる、気分のいい夢だった。どこか懐かしい場所で、懐かしい顔ぶれの連中がいて、楽しい時間を過ごす、そんな夢を見ていた。そんな楽しい夢に突然、カットがはいる。 一瞬の出来事だった。つい1秒前まで楽しい時間を過ごしていたのに、突然なす術も
前回の話はこちらから↓ タマは日に日に衰弱していった。もともと、老いていることもあり痩せ気味だったのだが、明らかに痩せすぎている。身体に骨が浮き出るようになってきている。 その反面、タマの睾丸は肥大していっている。なんならもうすぐ地面に届きそうなぐらいだ。摂取している栄養が全てそっちにいってるんじゃないか?と思ってしまう。その様子は明らかに異常であり、タマの命の残り時間はそんなに長くない、誰が見てもそう思うほど、タマは衰弱していった。 それでも、タマは毎日生きようとして
羊飼いの仕事を始め1ヶ月ほど経った。 業務にも慣れてきて、時々1人で200頭の羊の世話をするほど、仕事も任されるようになってきた。羊一頭一頭の性格も分かるようになってきたし、羊達も僕の事を大体認識してくれるようになっている。 まぁ、ようやく羊飼いらしくなってきたかな。そんな自覚も芽生えてきている今日この頃だ。 さて、今回の話はとある老マトンの話だ。羊には呼称があり、産まれてから一年未満がラム、二年未満がホゲット、二年以上がマトンと、歳によって呼び方が変わっていく。 僕が
この日は曇り空。 どんよりとした空気が漂っていたが、気温は低く涼しい日だ。 今日はこの牧場に来て2回目の出荷日だ。今回出荷するのはマトン二体とラム一体。どちらも大きく丸く成長してくれた。 ラムには90番の耳標がついている。いつも餌をやる時に寄ってきて、よく一緒に遊んだものだ。 出荷前日にこの3体は同じクリープにいれて管理していたのだが、どうもマトン二体と90番の相性が良くない。餌をやっても横取りされ、頭突きを喰らわされ、いじめられていた。マトンからすると、自分たちの縄張り
朝出勤した時に必ずする事がある。 それは、羊たちに挨拶することだ。 「おはよ〜」 「めぇ〜🐏」 「元気ですか〜?」 「めぇ〜🐏」 毎朝この調子だ。 最近の近況なんかも伝えたりする。 「今日は雨だねぇ」 「めぇ〜🐏」 「昨日1人クビになったよ〜」 「めぇ〜🐏」 「キャッシュカードの暗証番号がわからないよー」 「めぇ〜🐏」 「給料引き出せなくて困ってるよー」 「めぇ〜🐏」 何を話しかけても返事が来るから楽しい。 このノートは一人前の羊飼いを目指す見
羊の天敵ってなんだろう? 狼や狐?やっぱり肉食動物がピンとくるんじゃないだろうか。 僕が働いている場所は離島だ。人口は僅か180人ほど。まぁ過疎地と言われる場所だ。 その人数に対し、飼育している羊は200頭を超える。そう、人間より羊の方が数が多い島なのだ。 そして、この島には羊以外の動物はほとんどいない。オオカミもいなければ熊や狐もいない。まさしく羊の楽園とも呼べる、羊だらけの島だ。 そんな島でも、実は羊の天敵がいてる。まず一体目はこいつ。 そう、カラスだ。 羊は
もう何年も、ずっと自分のそばにある本だ。 不朽の名作という言葉がよく似合う、きっとこれから先もずっと語り継がれていく作品だろう。今までこの本を知ってる人にあまり出会った事はないが、知ってる人のほとんどはこの作品に対して特別な印象を抱いている気がする。 幾度となく読んでいるが、ここ数年は読んでなかった。もう正直、読まなくても大体のストーリーは覚えているし、結末も分かりきっているのでわざわざ読み返そうという気持ちにはあまりならなかった。 だが、羊飼いの仕事が決まり、本の選別を
羊って何を食べるイメージがありますか? 多くの人はやはり、「草」を思い浮かべるんじゃないんでしょうか?言わずもがな、羊は草食動物。牧草をムシャムシャ食べてるイメージがやはり強いと思います。 まぁ実際、羊がいちばん食べるのは草なんですが、羊を育てる上で効率よく肥育するためには草だけでなく肥料を与える必要があります。 肥料と聞くと、栄養素が豊富でそれだけ摂取してたら生命維持出来そうな、魔法の食べ物のような印象を持つかもしれませんが、羊の場合はそうはいきません。 羊の飼料に
今日は朝からとても涼しい日だった。 連日、都市圏で40℃近く気温が上昇しているニュースがテレビで流れているが、僕がいる島では今朝の気温は20℃を切っていた。なんなら少し肌寒いぐらいだ。もう少しで夏が終わりそうな空気が漂っている。 午前中はいよいよ羊を出荷する。大きく育ったマトン3体とラム1体だ。この仕事について初めて体験する出荷作業。羊飼いにとって一番大事と言える業務だ。自分達の食いぶちにかかっているわけだがら。 事前に出荷する個体にはスプレーで背中に番号を書いており、出
ここ数日は忙しかった。マジで忙しかった。朝早くから遅くまで働き、倒れるように寝る生活が続いていた。今回のノートはその数日間の記録。 明日からは少しゆっくり。何故なら天気が崩れるから。 天候に左右される仕事ってのもなかなか大変なもんですね。 このノートは一人前の羊飼いを目指す見習いの日記。 もし気に入ったらフォローしてね。 今日も早く寝よう… それでは皆様も良い時間をお過ごしください。
いやーマジで面白かった。最高だった。 一昔前、「放送禁止」というドラマがやってたの知ってますか? 2003年から不定期で制作されていて、2008年から劇場版も公開。2024年時点での最新作は2017年。有田哲平さんが世にも奇妙な物語で言うタモリさんの様な案内人を担当されていました。 この本の作者は、その放送禁止を作った人。 もし知らないなら一度見てみて。このnote見終わった後にでも↓ 今回読んだ「東京二十三区女」は短編集。 ・板橋区 ・渋谷区 ・港区 ・江東区 ・
↑今日のノートは昨日の日記の続き。 今日も良い天気だった。北海道の離島でも夏の昼間は暑い。今日みたいな日差しが強い日は普通に暑く感じるが、風は冷たいので割と涼しく過ごせれる。それでも13時ぐらいは暑い!と思わず声に出る気温だけど。 午前中はいつも通り、羊の世話を一通り行い、それからは昨日のアザミ刈りの続き。 午前中で全て終わらず、お昼休憩の後に再開。